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パキスタンの映画音楽を総称する所謂「LOLLYWOOD」物のコンピレーションは、これまでFINDERS KEEPERSの独壇場でした。FKの『SOUND OF WONDER』シリーズにはキラー・トラックが惜しげもなく収録され、お隣インドの「BOLLYWOOD」物に飽き足らない好事家をトリコにしてきましたが、ここで新レーベルOVULARから新たなコンピレーションが届くとは!
アルバム冒頭を飾るM. ASHRAFの"AINA AUR SOORAT"を聴いただけで「このコンピはただ事ではない!」と気づくはず。それこそ『SOUND OF WONDER』のタイトルの元ネタとなっている名曲"DAMA DAM MAST KALANDAR"の最も良いヴァージョンと言われる1曲がそこに収録されているからです。他の曲もそれに劣らぬキラーがセレクトされていますが1曲ごとにコメントしていると長くなるのでもう1曲だけ触れるとするとA面ラストの"DHAMAKA"。これは遂に!というキラー中のキラー! 思い起こすは数年前のマフト・サイ来日時に彼がプレイしてフロアを狂騒のルツボに叩っこんだあの曲です。「ジーザス・クライスト・スーパースター」を下敷きにしたこの曲は数多くのヴァージョンが存在し、同曲のヴァージョンにはイランの歌姫GOOGOOSHやイスラエルのGRAZIAなど、DJなら誰もが例外無く欲しがるキラー・チューンが並びますが、その頂点に君臨するのがこの"DHAMAKA"である、と断言します。ブレーキの壊れたダンプカーが藪の中に突進していくようなド外れた演奏は何度聴いても衝撃しかありません。
V.A. (WORLD MUSIC) / V.A. (辺境)