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1969年のデビューから6年間に8枚のアルバムが連続してゴールドを記録した人気絶頂のロック・バンド、シカゴ。1975年彼らは大掛かりな全米スタジアム・ツアーに出た。この2枚組アルバムはその破竹の勢いの中にあったシカゴの熱いライヴ演奏を丸ごと収録したもの。
録音日:1975年6月24~26日
録音地:米国メリーランド州ラーゴ、キャピタル・センター
69年のファースト・アルバム同様「イントロダクション」で幕が開ける。出したばかりのアルバム『シカゴVIII』から「ANYWAY YOU WANT(高鳴る心)」が続き、そのあとは「ビギニングス」以下ヒット曲が連なる。ジェイムス・パンコウの一代傑作組曲「BALLET FOR A GIRL IN BUCHANNON 」がビッグ・ヒット「ぼくらに微笑を」、永遠のロック・クラシック「ぼくらの世界をバラ色に」と見事に再現される。ハイライトはビートルズのブラス入りロック・チューン「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」のカヴァー。この曲こそがシカゴの創設メンバー、ウォルター・パラザイダーがロックとホーンの融合を考えるきっかけを作ったのだった。のりにのる若きシカゴの熱い演奏が堪能できるこの“最新ライヴ・アルバム”はシカゴ・ファンならずとも大いに気になるリリースに違いない。
解説歌詞対訳付
CHICAGO / シカゴ