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- VUESTRO RECORD / JPN / CD / 1001174212 / 2009年09月29日
売切 注文不可広い視野と高い解像度を誇る稀有な表現者“DJ Kojie流”のサウンド・スカルプチャーは、確かな時間軸をなぞりながら聴き手の五感を刺激する。Climberによる、早朝の陽射しのような温もりを内包する音で幕を開ける本作は、Prefuse 73やSharaku等による名作を編み込みながら、暫しの間まるで胎内にでもいるような心地好い感覚を与えてくれる。#7を切っ掛けに一転、激昂を煽るようなドラムが鳴り始め、光の束が照りつけてくる。冒頭のスピリチュアルなインスト作品群から、ライムを配したヒップホップ作品群へとシフトしていく。UKの代表格Lost Islandを選出する辺りは“技あり”か。UKで降った雨は連鎖し、#12を起点として聴き手を感傷的にさせる。何処かほろ苦く、あの日を回想するような甘酸っぱい時が流れる。PismoやAloe Blacc、加えて盟友Daichi Diezの言葉に妙にくすぐられる。 #21以降では、所謂ヒップホップに於ける黄金期へのアプローチも示し、好事家の郷愁を誘う。クセのあるフランス語の調べをエッセンスにしつつ、 Minnie Ripertonのあのメロディと共に夕暮れを迎える。闇に包まれた聴き手は、ぼんやりとした光を頼りに一人歩を進める。睡魔が迎えに来るまでの、束の間の気怠い時間帯を愉しめる。そして、やがて精神力の及ばない世界へと旅立っていく。旅の終わりは、再びClimber。#1の同曲の後半部分にたどり着く。四季が巡り、一つのサイクルを終え、同じ季節、同じ場所へとまた戻ってくるように。特筆すべきは、DJ Kojieとは表裏一体であるMarlinの名のもとに、自主音源やライフワークとしているフィールド・レコーディング音源を多用し、一日という時の流れや喜怒哀楽を巧みに表現している点。- 試聴可能
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