まず冒頭"Get Ready"では、ローリング・ストーンズの"Paint It Black"を彷彿とさせる鋭いツイン・ギターのリードが印象的な、正統派のアーリー・ハード。続く"Someone You Need"では、間奏で狂気に満ちたエコー・ワウ・ギターを堪能できるナイス・チューン。"Do You Hear"は、ウィルソン・マッキンリーの作品に収録されているようなムーディなサイケデリック・メロウ・チューン。そしてマイナーながらも70年代のジーザスミュージックを代表する曲の一つである、クリスチャン・グループ「ラブソング」による"Little Country Church"をカバー。アルバム全体を通じて聞けば聞くほど味わい深い、米国ならではのサイケデリック作品といえる内容です。