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ボカ・リブリの一員であり、自身もシンガー・ソングライターとして活躍するゼ・ヘナートの待望となる18枚目のアルバムが登場。
もともとは映画のサウンドトラックをテーマにしたアルバムを制作する予定だったが、途中でコンセプトが変わりゼ・ヘナートのお気に入りの曲や、彼の新たな面に光を当てるような楽曲をチョイス。幼少のころから聴いていたというレイ・チャールズの歌唱でおなじみの「I CAN'T STOP LOVING YOU」から、ラストのカエターノ・ヴェローゾ&トルクアート・ネトの「NENHUMA DOR」まで、結果として全編でカバーもののアルバムとなった。
ジャキス・モレレンバウム(チェロ/アレンジ) を筆頭にジョルジ・エルデル(ベース)、マルセロ・コスタ(ドラム)、カルロス・マルタ(フルート)、ペドロ・サー(ギター)、ヒカルド・ポンチス(アルトサックス)、ヂルセウ・レイチ(フルート)、フイ・アルヴィン(クラリネット)、アキレス・モラエス(トランペット/フリューゲルホルン)、ヴァネッサ・ロドリゲス(ハモンドオルガン)という名手たちが録音に参加。またゲスト歌手としてセウも参加するなど、現代ブラジル音楽の粋を結集したともいえる作品になっている。
ZE RENATO / ゼー・ヘナート