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結成10周年を迎えるジョアナ・ケイロス、マリア・ベラルド、マリア・ポルトガル、シカォンによるカルテット=クアルタベの4枚目の作品がレコードリリース!
2018年にリリースされ絶賛された『Lição #2: Dorival』に続き、ドリヴァル・カイミの楽曲に取り組んだ全7曲を収録した作品で、グループの特徴ともいえる2本のクラリネット、ドラム、シンセサイザー、声という編成が全面的にフィーチャアされている。例外は、グループのメンバーによって演奏される4本のナイロンギターと4つの声の配置を特徴とする「Quem Vem pra Beira do Mar」の3つのバリエーション。これはカイミの音楽のもっとも原始的ともいえるスタイルである「声とギター」のスタイルにインスパイアされている。
音楽的には前作同様、カイミが弾くギターのメロディーフレーズ、倍音構造、ベースラインがその骨子となっているが、同時に彼らのゴッドファーザーであるアヒーゴ・バルナベー、さらにはダルバ・ヂ・オリヴェイラ、ドナ・イヴォニ・ララといった他の先人たちからの影響もミックスされている。マルチナリアがゲスト参加した「Eu cheguei lá」ではレゲエ、「Não tem solução」のインストゥルメンタル解釈ではユーロダンス、アルバムのもう1つのインスト曲「João Valentão」ではサンバジャズと原曲とは異なるリズムを取り入れた曲もあるが、ナ・オゼッチをフィーチャアした「Maricotinha」などはもはや分類不可能。音楽と非音楽、即興と非即興といったあらゆる境目を自在に行き来しつつ、定石にとらわれない斬新な解釈でいまこの瞬間の音楽を作り出す彼らから、ますます目が離せない。
印象的なイラストは前作に続きデボラ・サレス。全体のアート・ディレクションはアナ・フランゴ・エレトリコやドラ・モレレンバウムも手掛けるマリア・カウ・レヴィによるものだ。
QUARTABE / クアルタベ