ライアン・ケバリー、カミラ・メサら参加!選挙イヤーに合わせて公平・正義を求める想いが込められたプロジェクト 人気ベテラン・トランペット奏者デイヴ・ダグラスの新作は、トロンボーン奏者ライアン・ケバリーと共に制作、カミラ・メサやジョージ・ローダー、ルディ・ロイストンなどそれぞれと繋がりのあるミュージシャンなど豪華な面々が参加した1枚。本作の構想はケバリーとの”人種、気候、投票、ジェンダーなど社会にとって必要な公平・正義のために自分たちは何ができるか”という議論がきっかけとのことで、1曲目に収録されている公民権運動のアンセム「We Shall Overcome」を再考するところからスタート。2020年はアメリカ大統領選挙の年ということもあり、コロナウイルス蔓延直前までこのメンバーでスイング・ステートと呼ばれる激戦州を中心としたツアーも行っていたそうで、コロナ禍でツアーが行えなくなったことで同年4月に本格的に制作作業へと取り掛かったそう。2020年に亡くなった公民権運動活動家ジョン・ルイスへ捧げる「Good Trouble」や、フェイ・ヴィクターがアフリカ系詩人ラングストン・ヒューズの詩にスポットを当てた「Peace」、そしてパンデミック下の隔離生活に向けた「Overcome」、「When We Are Together Again」などメッセージ性の強い1枚。
■Dave Douglas, trumpet Ryan Keberle, trombone Fay Victor, voice Camila Meza, voice and guitar Jorge Roeder, bass Rudy Royston, drums