3,080円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
「Shigeo!! He's the one!!」(シゲオ!! 彼こそ本物!!)と讃えてくれた。大げさに聞こえるかも知れないが、私の音楽人生は、この一言でほとんど報われたと言ってもいいだろう。(丸山繁雄)
ボーカル・インプロビゼーションを指向するジャズボーカリストであり、ジャズならびにアフリカ系アメリカ人文化の研究者で、芸術学の博士号も取得している丸山繁雄。彼の音楽人生を決定づけ、生涯に渡って追い続けている背中は、Lambert, Hendricks & Rossで一世を風靡した、Vocalese(ヴォーカリーズ)の第一人者、Jon Hendricks(ジョン・ヘンドリックス 1921.9.16 - )その人。丸山繁雄は2013年にそのジョン・ヘンドリックスを日本に招いて、自身のグループを中心に3日間の公演を敢行。この音源はその3日間の集大成であり、丸山が人生を賭して歌い上げた渾身の記録である。
「数年前、丸山繁雄……丸山はなんと博士号を持っていて実は相当えらいらしいが、大学のクラブではかなり後輩なので、博士だろうが大臣だろうが呼び捨てにさせてもらう……が、あのジョン・ヘンドリックス氏を個人的に日本に招聘したいと思っているのですが、と相談に来た。91歳のジャズ・ミュージシャンをアメリカから日本に招いて一緒にコンサート・ツアーを行なうなど、普通の人物なら絶対に考えないことだろう。
(中略)
もちろん、約束したとおり「笑っていいとも」の新宿アルタスタジオに二人を招き、生放送で歌ってもらったのだが、この時のジョンと丸山の「Moaninʼ」の無伴奏スキャット・バトルは素晴らしかった。91歳のジョンの声は確かに全盛期のものとはかなり違ったものになってはいたが、このジャズ的な枯れ方は何なのだろう。「ジャズという音楽があるのではない、ジャズ的な人が演奏する音楽がジャズだ」と常々言ってきたが、まさにそれが目の前で体現されていた。スタジオ中が二人のパフォーマンスに惜しみない拍手を送ったのは言うまでもない。─森田一義(タモリ) (JazzSpot "J "取締役宣伝部長)」 (解説より抜粋)
<Musicians>
vocals: 丸山繁雄 Shigeo Maruyama(01,02,03,06,07,08,09,10)
vocals:Jon Hendricks(04,05,07,09)
tenor sax: 山口真文 Mabumi Yamaguchi
piano: 米田正義 Masayoshi Yoneda
bass: 武田桂二 Keiji Takeda
drums: 小松信之 Nobuyuki Komatsu
trumpet: James Zollar(02,04,06,09)
Field Holler Jazz Orchestra Pick up members(10)
trumpet: 泊孝司 Takashi Tomari
alto sax: 鍛治光夫 Mitsuo Kaji
tenor sax: 神崎暁史 Akifumi Kanzaki
piano: 安部誠彦 Masahiko Abe
bass: 岡本勝之 Katsuyuki Okamoto
drums:海野俊輔 Shunsuke Umin
Shigeo Maruyama SUIKYOZA meets Jon Hendricks / 丸山繁雄酔狂座 ミーツ・ジョン・ヘンドリックス