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時にブルース、時にソウル、そしてジャズ。
中世以来の語りものの系譜を引く芸能としての"津軽民謡"の姿がここに!
戦前戦後(1920 ~ 40 年代)の津軽民謡を記録した
SP 音源を蒐めた画期的アンソロジー。
【AFTER NOTE甦る津軽放浪藝の記憶と未来のモノガタリ神谷一義(華宙舎同人)】
本作最大の聴きどころの一つとして、白川軍八郎、梅田豊月、木田林松栄、高橋竹山ら、今日の津軽三味線奏法の礎を築いてきた名人たちによる往年の名演復刻が挙げられるが、現在、先達たちの演奏を聴いて気づくのは、ときに撥で烈しく糸を叩いて力強く、ときに繊細にやさしく爪弾かれる三味の音〆が「謡」にしっかりと寄り添って、その存在を一瞬たりとも見失わないことだろう。(抜粋)
【津軽民謡の貴重で楽しい復刻を祝して 瀬川昌久】
高橋竹山が佐藤リツの伴奏で「津軽じょんがら節」の踊り用を演奏しているのをきくと非常にポピュラーな感覚を受けます。アメリカからダンス音楽が入って日本でダンスが流行した1930年代になると、ダンスバンドが盛んに民謡を演奏しましたが、「津軽じょんがら節」のフレーズやリズムはダンス用にも最も適しているように感じられます。このCDアルバムが広くポピュラー音楽のファンにも愛好されるよう期待します。(抜粋)
[執筆陣]
・瀬川昌久(音楽批評)「津軽民謡の貴重で楽しい復刻を祝して」
・岡田則夫(巷間芸能研究)「民謡SPレコードについて」
・高沢章雄(華宙舎同人)「;真説じょんがら節」ノート
・神谷一義(華宙舎同人)「甦る津軽放浪藝の記憶と未来のモノガタリ」
[装幀画 つげ忠男]
(伝統音楽)