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これは快挙!!ブラジル音楽の史実を新たに証明する奇跡のステージ!!ロンドン亡命中のジルベルト・ジルとガル・コスタが共演した1971年幻のライブ音源。マテリアルとして登場するのはもちろん世界初!!
近代MPB発展の礎となった60年代末に端を発する「トロピカリア」ムーヴメントは、ブラジル伝統音楽の再評価と世界的なサイケデリック・ブームの潮流に乗り、斬新な音楽性と反政府メッセージを込めた楽曲の数々で一躍若者の心を掴んだことで知られている。一方、その反面で過激な歌詞やメッセージ性が当時のブラジル軍事政権からマークされることとなり、カエターノ・ヴェローゾをはじめ時代の寵児と言われた中心人物は、ことごとく海外亡命を余儀なくされた。カエターノの朋友ジルベルト・ジル、そしてガル・コスタは、この時期英国ロンドンに渡り、母国への憂いを抱きつつ当地で音楽活動を継続していた。
そして今回のこの作品。ブラジル音楽復刻に情熱を注ぐヂスコベルタス・レーベルのプロデューサー、マルセロ・フローエスが98年に譲り受けたとされるロンドン亡命当時のジルベルト・ジルとガル・コスタの未発表ライブ音源のマスターテープが、2枚組CDとして世界初登場となる。時は1971年11月26日。場所はロンドン市立大学の学生センターに設けられた簡素なステージ。国境を越えても同世代の若者に訴えかける力を持ったジル、ガルの感極まるほどの熱いパフォーマンスが共感を運ぶ、幻のライブ音源だ。
レパートリーは、かの名盤『ドミンゴ』のハイライトとしても知られる「コラサォン・ヴァガブンド」にはじまり、同志カエターノ・ヴェローゾの珠玉の名作の数々をはじめ、ジャルズ・マカレー、モラエス・モレイラなどトロピカリズモに関わる作品が並ぶ。ジェラルド・ペレイラのサンバ「ファルサ・バイアーナ」はガル・コスタの十八番ナンバーで有名だが、この時代の生の歌唱は貴重だ。2枚目はジルベルト・ジル楽曲が中心。「プロシサォン」「エスプレッソ2222」「アケーリ・アブラッソ」「オリエンチ」「ヴィラムンド」...現在でも広く愛されているジルベルト・ジルのキャリア初期名曲群に混じり、ビートルズ、ジミ・ヘン・ナンバーの2曲のアクセントは、まさに混沌とした時代そのものを物語っている。
はかなくも強く逞しくアーティストとして成長の過渡期を迎えつつあった70年代初頭のジルベルト・ジルとガル・コスタ。その当時の彼らの生き様がそのまま音に込められ、パッケージとなった歴史的快挙。ブラジル音楽史にとって非常に意味のある発見を、すべての音楽ファンにお届けしたい。
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GILBERTO GIL & GAL COSTA / ジルベルト・ジル・アンド・ガル・コスタ