ヒット曲「Free」「Let's Here It For The Boy」で知られるデニース・ウイリアムス。廃盤で価格高騰中だった83年作と初CD化となる86年作が同時リリース!
モーリス・ホワイトのカリンバからデビュー。フリー・ソウル・クラシック「Free」や映画『フット・ルース』サントラ収録の「Let's Here It For The Boy」など数々のビッグ・ヒットを持つデニース・ウイリアムス(DENIECE WILLIAMS)。それらのポップ・ヒットで、その歌唱力を称える声やゴスペル・フィールドでの抜群の存在感を忘れられてしまっている印象も多々あるとは思いますが、各アルバム内容は実にしっかりしたもの。ジョージ・デュークが完璧なバック・アップをした83年作と前述「Let's Here~」の翌年でのりに乗っていた86年作が嬉しい同時リイシューです。
こちらは初CD化となる86年作品。前年に「Let's Here It For The Boy」のヒット~ゴスペル・アルバムでのグラミー受賞など、ノリにノッていた時期。前年の大ヒットを踏襲したと思われる「He Loves Me He Loves Me Not」「 I Feel The Night」などもあるが、全体的に大げさなポップ感は無く、そこそこライトな味わいの好ダンサーが目立つ。「The Wiser Get Weaker」や「Hot On The Trail」、「Straight From The Heart」などがそれらに当たるのだが、哀愁感を携えた抜群のメロディが光る「Video」をここはぜひハイライト・トラックとして推薦。ボーナス4曲追加。
