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マルチーニョ・ダ・ヴィラ2012年新作 / 45年のキャリアを誇る、ブラジル・サンバ界の巨人が、記念すべき自身のファースト・アルバムをリメイク。ファン歓喜のサンバ・カリオカ原点回帰的注目作!!
「レコーディングに本格的なサンバ・パーカッション・アンサンブルを導入させた最初の人物がマルチーニョ。彼が居なかったら、今のサンバ・シーンは違ったものになってたであろう・・・。」そう話すミュージシャンも数知れず。ブラジル・サンバ発展最大の功労者として慕われるマルチーニョ・ダ・ヴィラの2012年新作は、彼の記念すべき1stアルバム(1969年)のリメイクをテーマにしたコンセプト・アルバム。
60年代中期に、エスコーラ・ヂ・サンバ「ヴィラ・イザベル」の若き精鋭として頭角を現し、後に古のサンバ・グループ「A VOZ DO SAMBA」に参加。そして69年に、先述の1stアルバムをリリースした。渋くてどこか暖かい・・・人間味溢れる声、そして深遠なサンバ・フィールド仕込みのバチーダが重なり合う本物の音が、マルチーニョのペンによる洒脱なオリジナル・コンポーズを彩る素晴らしい作品として、サンバ・ファンの聖典的作品と崇められている。そして2012年、プロ・サンビスタのキャリアをスタートさせて45年を経た今、マルチーニョは自身の原点に回帰すべく、1stアルバムに収録された作品を満を持してリメイク。「Menina Moça」「Casa De Bamba 」「O Pequeno Burguês」など、後に多くのカバーも生まれたマルチーニョの代表曲を含め、1stアルバムに収録された全楽曲をメドレーも挿入しつつ再演。年輪を重ねて、いぶし銀のような味わい深さを纏いつつ、若かりし日に抱いたサンバへの熱い思いを、再燃させて歌い綴る様は、まさに感動モノ。
ラスト3曲新録音のボーナス・トラック。モアシル・ルースのとの共作#14、リオの観光名所としても知られる「パォン・ヂ・アスーカル」を歌った#15、そしてアフロ・ルーツ・サンバの原風景を聞かせるリズム・セッション#16。こちらもサンバ・ファン必聴のトラックだ。
1969 1st ALBUM ※残念ながらCDは廃盤
* Bonus Track
MARTINHO DA VILA / マルチーニョ・ダ・ヴィラ