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グレッグ・オズビーの野心作『9 LEVELS』に参加していた女性ヴォイス・パフォーマーSARA SERPA。透明感と存在感のある声による、オズビーのコンテンポラリーな世界観に深み/広がりをもたせていたプレイに注目していた方も多いでしょうが、ここに来て彼女のリーダーアルバムが登場となりました!ボサノヴァの影響をほのかに漂わせながらも、それをパット・メセニーやNYブルックリン勢、そしてマリア・シュナイダーなどのサウンドとともに昇華させた、広大なスケール感に満ちたコンテンポラリー・ジャズ。テーマ部のみならずソロにおいても自由に、そして柔軟に繰り広げられるスキャットはサックスやギターなどと絡み合い、オズビーの時よりもさらに深く、広い境地へと到達しているかのよう。コンテンポラリー系ジャズ・サウンドと女性ヴォイス・スキャットの融合したサウンドはいくつかありますが、間違いなくその中でも真打登場と言える作品でしょう!
SARA SERPA(vo), ANDRE MATOS(g), VARDAN OVSEPIAN(p), VARDAN OVSEPIAN(p), JOHN LOCKWOOD(b), NICK FALK(ds), GREG OSBY(as)
SARA SERPA / サラ・セルパ