ディスクユニオン ソウル / ブルース・SHOP's バイヤーズ・チョイス 1月

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2024.02.04

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ディスクユニオンのスタッフが最近入荷のソウル / ブルース商品の中からおすすめ商品を紹介!

今月入荷の最新作や最近入荷の準新譜の中から注目タイトルをソウル / ブルースのスタッフがまとめてレビューしました。
毎日のように新譜がリリースされる中、見逃している商品も多いのではないでしょうか?この機会に是非ご一読ください!



V.A. (LUXURY SOUL) / LUXURY SOUL 2024
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008777977


コレが出るたびに「1年経つの早ぁ~…」と光陰矢の如しを痛感するでお馴染み(?)、『LUXURY SOUL』の最新2024年版が登場!!

兄貴分的な存在だった『SOUL TOGETHERNESS』が2020年を最後に失踪(事情をご存知の方、教えてください)してしまい、英EXPANSIONが誇る極上コンピシリーズの最後の砦となってしまった。

3枚組35曲入りの大ボリュームで、その多くはUKソウルチャートにてトップ10入りを果たした良曲で構成される。

個人的にはついつい聴き逃しがちなUKソウルシーンの曲をまとめて紹介してくれていて大変ありがたい。

兄のように失踪せず、今後もこのシリーズが続いてくれると嬉しい限りだ。

(横浜関内店 鈴木諒祐)




VICTORIA MONET / JAGUAR II
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008787946


アリアナへの楽曲提供によるグラミー賞など、ソングライティングの才能もかなりの評価を得ている今大注目のR&Bシンガー、ヴィクトリア・モネの2020年にリリースされた『JAGUAR』の続編となるアルバムがこちら。

タイトルもそのまま『JAGUAR II』、まず注目したいのがこのジャケット、なんとも言えない妖艶さを醸し出す彼女のオーラをそのまま表現したかのようなデザイン、そのインパクトとは裏腹に静かに時を奏でるようなネオソウルから始まるこのアルバム、様々なコラボレーションも必聴で特にEW&Fと愛娘Hazel Monétをフィーチャーした「Hollywood」の浮遊感のあるグルーヴィーでメロウな世界観はオススメ。

(大阪店 江藤玄太)




ADESHA & VINCENT KWOK / FEELING YOU
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008749897


オーストラリア出身で現在はサンフランシスコを拠点に2000年代初頭から活躍するDJ/プロデューサーのVINCENT KWOKが、同じくサンフランシスコ・ベイエリアを拠点に活動するシンガー、ADESHA ADEFELAをフックアップした注目のユニット”ADESHA & VINCENT KWOK”待望のフル・アルバムが'15年以降のモダンファンク~ブギー・シーンをけん引する重要レーベルの一つ、(伊)SLEEPERS RECORDZからリリース!

'20年から毎年コンスタントにリリースしてきた全シングル曲含む12曲を収録。

もちろん今回も期待を裏切らない極上のモダン・ブギー/R&Bチューン満載です!

(大宮店 佐藤紘史)




MT JONES / I'D BE LYING / IN MY ARMS
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008775788


イギリスのロンドンやリヴァプールを拠点に活動するMT JONESの2023年に発表されたシングル2曲が7インチ化!
フランスやオランダなどでも注目を集めているMT JONESは近年ではMAMAS GUNとのライブでのツアーも行っているアーティスト。
そして今回発売された7インチですが、個人的にオススメなのはB面に収録されたIN MY ARMS。
60'S~70'S SOULの影響を色濃く感じさせるMT JONESのマイルドかつスモーキーな歌声が堪能できる一曲となっており、控えめなパーカッションから派手すぎないストリングスや展開。
マイルドに始まりマイルドに終わる。
個人的にはまさしくUKの上品さが出ている様な一曲になっております。

(新宿中古センター 中沢光)




JAZ KARIS / FAVORITES
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008703824


UKはサウスロンドン出身の女性シンガーJAZ KARISによる待望の初LP。

これまで彼女が残してきたシングルを集めた作品で、7年も前の楽曲も収録されているが全体的に落ち着いたトーンの楽曲でまとめられており、統一感はある。歌メロも素晴らしい”PRETTY LOVER”、”MISTAKE”など楽曲ごとのクオリティも高い。

しかし、統一感を出したいが故に、キャッチーな楽曲はアルバムからは省かれてしまった印象がある。

90’s R&Bの旨みを現代風にアップデートした”DOUBT MY LOVE”などは出来も抜群で、ぜひ収録して欲しかった。

こちらは、元々このアルバムには収録出来なかっただろうが、JULUSに客演した”SUMMER IN THE ENDS”は四つ打ちながら、素晴らしいバレアリック・サマーチューンに仕上がっており、こちらもぜひ一聴してみていただきたい。

(お茶の水ソウル/レアグルーヴ館 野口浩生)




V.A. (ECCENTRIC SOUL) / ECCENTRIC SOUL: THE SAADIA LABEL
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008777541


昨年もT.K.関連のコンピが多数発売され、SOUL JAZZ RECORDSのコンピが20周年記念に新装版を発売するなど、盛り上がりを見せるマイアミ・ソウル。
HELENE SMITHでおなじみのDEEP CITYを継承するレーベルSAADIAをNUMEROの人気シリーズECCENTRIC SOULがついにコンパイルしました。
レーベル単位で取り上げられたのはJAZZMANのコンピくらいでしたがそちらは10曲入りで未LP化(7インチ*3のセットで一部レコード化)、本コンピは15曲収録でしかもLP化。
SAADIAレーベルの主宰はFRANK WILLIAMS、先述のDEEP CITYでROCKETEERSとして活躍、メンバーの中にはのちにソロとして活躍するLITTLE BEAVERが(VO/G)としても参加しておりました。
'69年~'71年ファンク最盛期ということもあり収録曲はファンクが多いですが、PEARL DOWELL”It's All Over”、JOEY GILMORE”Somebody Done Took My Baby And Gone””Girl Your Best Friend Done Took Your Place”などバラードも素晴らしいです!

ぜひご一聴ください!
(柏店 及川 遼太)




YULETIME LIFTERS / TIME FOR LOVE
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008772610


MINIT、20TH CENTURY、ABCから4枚のアルバムを出しているLAのグループTHE YOUNGHEARTSのRON PREYERとあのDELFONICSの現メンバーらしいTORRE BRANNON、そして話題の現行レーベルPENROSEからリリースの続くLOS YESTERDAY'SのCLARENCE MATHENEYによって結成された"YULETIME LIFTERS"のホリデー企画シングルがDAPTONEから到着。

「YULETIME」はクリスマス(の季節)を意味する北欧風の言い回し「Yuletide」の言い換えのようで、つまり「クリスマスをリフトする(持ち上げる)奴ら」といった感じでしょうか。

なるほど、チャイムと「アーッ」というシャウトから始まるとファンキーなビートと3人のアダルトなヴォーカルでジワジワと盛り上げていきソウルジャズ・テイストのオルガンがシメる、終始リラックスした雰囲気が魅力の1曲。

クリスマス・パーティの始まりにこんな曲がかかったらいい感じですね。
(千葉店 沢野太郎)




Kind & Kinky Zoo / PAMUKKALE(SOULSUPREME REMIX) / GHOST FUJI FEAT. KOPERU
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008765468


スイスのちょっぴり変でちょっぴりお節介な動物園をコンセプトにした4人組による7インチ。アムステルダムを拠点に活動するキーボーディスト"Soul Supreme"をフィーチャーした"PAMUKKALE(SOULSUPREME REMIX)"は、ストップ&ゴーを繰り返し、あえての引っかかるグルーヴを創り出すベースに、フルートのリフ、クラップで頭から持っていかれる。そこからドラム、クラビ、シンセが世界を広げ、唸りながらのフルートの音色は、エチオジャズのようなメロディだからか、時折尺八にも聴こえてくるのも面白い。メンバーはヒップホップとの繋がりが強く、ベースとドラムはB-BOYダンスバトルの大会で世界中を飛び回り、リーダーもスイス、ヨーロッパのB-BOY Crew"7 Dollars Crew"に所属している流れと、過去の作品から日本好きなのがわかるように、「GHOST FUJI」では"梅田サイファー"で活躍する日本のラッパー"KOPERU"をフィーチャーしている。
(ソウル / ブルース WEB 黒須遊)




TOKIMEKI RECORDS / One More Kiss - grooveman Spot Remix / You Are Nobody - TOSHIKI HAYASHI(%C)Remix (7")

https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008739698

Tokimeki Records / 透明なガール -Dye me- feat. ひかり - Kan Sano Remix / puzzle feat. ひかり - Bronze Remix (7")
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008739719


80~90年代の邦・洋楽の名曲をカヴァーするプロジェクトとして2019年に活動をスタートした"Tokimeki Records"。
昨年リリースされた待望の全曲オリジナル楽曲による1stアルバム 『透明なガール』 からリミックスアルバム(全8曲)がデジタルリリースされ、その中から4曲抜粋で7inchを2枚リリース!
1枚目は「One More Kiss」 を"grooveman Spot"が、そして「You Are Nobody」 を"TOSHIKI HAYASHI (%C)"が、それぞれ担当。「One More Kiss」は80年代後期を彷彿とさせるような見事なGround Beatに仕上がっていて、「You Are Nobody」は国内ヒップホップ・シーンで暗躍する実力派ビートメイカーらしい確かなお仕事ぶりで◎。
2枚目は「透明なガール」をKan Sanoが、「puzzle」を韓国のBronzeが担当。
「透明なガール」では、Kan Sano本人が「四つ打ちのフィールは残しつつ、よりダンサブルに、より生楽器が主体になった、リアルでワイルドなサウンドを目指しました。」という通りのアーバン度マシマシなTokimekiが聴ける。「puzzle」では、自身のCity Popの好アルバムを3枚立て続けにリリースしたBronzeが、本来のBlack Music好きを開放したかのような、最高のNJSに仕上げている。
カヴァーから始まったユニットが、オリジナル作を作り出し、更には最高のRemixアルバムまでをもリリース。先日のワンマン・ライヴも大盛況だったようで、2024年も存分にトキメキ、感じさせてくれそうです♪

(商品部 駒木野 稔)




TIBBS / KEEP IT TO YOURSELF
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008775754


2024年まずオススメさせていただきたい、オランダの女性ヴォーカルソウルバンド、The Tibbs のニューアルバム『Keep It To Yourself』。

レーベルは、ヴィンテージから現行までソウル・ファンクを網羅し、20周年の7インチ10枚組ボックスも記憶に新しい Record Kicks 。

ハイエナジーなトラック (1) でソウル黄金期に連れ込まれ、ニューオーリンズファンクを思わせる (2) (6) 、ノーザンソウルの黒いグルーヴが漂う (4) そして壮大な愛のバラード (12) 。気候変動や人種差別といった社会的テーマにも切り込み、世界を守る必要性に深く踏み込んだ『Keep It To Yourself』。とにかく説得力がスゴイ全12曲。ナイスなジャケットからも伝わる、洗練されながらもオーガニックであり泥臭さを感じる良アルバム。

2024年に聴くべくして発表された1枚でございます。

(ソウル部門 荒井)




TINASHE / BB/ANG3L
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008755346


2019年にRCA Recordsを離脱し、4thアルバムの『Songs for You』からインディペンデントでリリースしているTinashe。
今作の『BB/ANG3L』は、めちゃくちゃ抽象的に言うと今っぽい。
彼女のヴォーカルを楽しめる作風が好きなファンにとっては今作はちょっと違うかもしれない。
まあ、彼女自身も音楽のジャンルを廃止すべきだと発言しているくらいなので、きっと今作もR&Bというカテゴリーには収まりきらないものをクリエイトしたのだろう。そういう意味では今っぽいポップスとして今作では楽しめるのかも。
ちなみに個人的にTinasheは歌って踊れるアーティストとして応援しているので「Needs」のMVは最高です。
(お茶の水ソウル/レアグルーヴ館 花城清一郎)




LIAM BAILEY / DANCE WITH ME / MERCY TREE 
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008775743


2024年に待望の2ndアルバム・リリースに先立ち7インチが到着!

Aサイドは、古き良きジャマイカン~ソウル・ミュージック全開でとても心地よい作品。

Bサイドは、レゲエビートに乗せて人生で味わった困難と未来への希望を歌ったレベル・ミュージックに仕上がっています。

Black Thoughtや御大Lee Perryとも共演経験を持つ期待の才能は今年も健在。新作アルバムは、BIG CROWNの共同創設者であるLEON MICHELS (EL MICHELS AFFAIR)とのタッグを組んで制作されたということなのでとても楽しみ!!

(渋谷ジャズ/レアグルーヴ館 横山尚吾)




SUMIN (KOR) / SICHIMI
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008758942


Suminというシンガーを初めて知ったのはレーベルAOMGを追っていた時に、所属アーティストのHoody(その頃はまだ唯一の女性シンガーだった)がフィーチャリングで参加していた「Brown」という曲でした。
2017年にリリースされた3曲入りのEP『SPARKLING』の中のその1曲はNJSなビートで90'S R&Bを彷彿とさせるのですが、現代的な清潔感がある美しいメロディが乗る楽曲で一発でお気に入りのシンガーになりました。

それから、Kirin、Slomとこれまたとんでもない傑作コラボ作品がそれぞれありまして、フューチャリスティックなシンセサウンドが素晴らしいフルアルバム『YOUR HOME』などを経ての今作です。
書ききれませんが、K-Popのプロデューシングやフィーチャリング、OSTなども多数有り、軸のぶれない一聴してSuminだな〜と分かるサウンドで活躍しています。

今回の作品『SICHIMI』は歌詞のちゃんとした日本語訳をいただいて読んだこともありますが、より個人的な作品なように感じます。
そういう生活する延長でできたリアルな作品が凄く好きなので、私の中でSuminの最高傑作とも言えます。
歌詞もとてもおもしろくて、サビが

다마고치 먹을 것을 내게 줘(たまごっちのご飯を私にちょうだい「Human Theater」)

だったりソウルに住む1人の少しシャイな女性のリアルが感じられて最高です。

今作もメロディは極上で独創的。

この作品リリースにあたって出演したKBSの番組The SeasonsでのPark Hwayobiの「어떤가요」のカバー(https://youtu.be/meQO6fczB48?si=B63XvDYlUDJKfvNL)も是非ご一聴を!

歌い手としても超一流です。
(お茶の水ソウル/レアグルーヴ館 山本)




AARON FRAZER / BRING YOU A RING / YOU DON'T WANNA BE MY BABY
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008733321


DURAND JONES & THE INDICATIONSのドラマー/シンガーAARON FRAZERが待望のNEWシングルをリリース。
バンドのフロントマンであり、相棒的存在のDURAND JONESが昨年リリースした初ソロ作は自身のルーツや人生をテーマとしたディープなテイストのソウル・アルバムでしたが、対するAARONの新曲は彼の持ち味を生かしたド直球のスウィート・ソウルであり2人の対比も興味深いところです。
何はともあれファンが持ち望んでいたであろう甘く切ない極上の一曲に仕上がっており、しっかり太さもある彼のドラムのグルーヴ感と間奏のフルートもいい塩梅です。
B面には21年の1stアルバム収録曲の中でも屈指のキラー・スウィート・ナンバー「You Don't Wanna Be My Baby」を初シングル・カット!
2曲の組み合わせも相まって、フィジカルで持っておきたい最高の7”シングルとなっております。

(ソウル / ブルース WEB 高橋一)




ヒルトン・フェルトン / ファミリー・アンド・フレンズ
https://diskunion.net/black/ct/detail/XAT-1245773173


レア・グルーヴ名曲「Bee Bop Boogie」で有名なHILTON FELTONが自身のレーベルHILTON'S CONCEPTよりリリースした『FAMILY AND FRIENDS』をP-VINEが国内帯付で初のアナログ再発!CD再発で音源は聞けましたが、アナログは高額なオリジナル盤しかなかったのでこれは嬉しい再発です!
レアグルーヴ名作と呼ばれるだけあって内容は充実しており、ブレイク入りのジャズファンク「Spreading Fever」や女性ヴォーカリストANGELA WINBUSHをフィーチャーしたメロウ・ヴォーカル・ファンク「The Power Of Love (It's In My Heart)」などオルガン・ジャズ好きにもアピールできる好内容です!アナログで是非!

(下北沢店 安田祐士)




笠原瑠斗 / WALKING MAN
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008739483


国産NEO SOUL/R&Bのモノホンシンガーとして着実にキャリアを積み重ねてる"笠原瑠斗"の23年4月リリースのシングル『WALKING MAN』が待望の12インチ化。
KenT(Soulflex)、Shingo Saito(THE SOUL EATERS)、Dai-chang!!(THE SOUL EATERS)、KASHIF(PPP)等凄腕プレイヤーのサポートを受けプロデューサーとして纏め上げるのはオーバーグラウンド、アンダーグラウンドの境界線をなくす男"grooveman Spot"が担当。
全体的に音数は少なめながらも、ゴージャズに聴かせるバックトラックのクオリティはさすがの一言。

A面はミッドテンポな「Shine on」「Good things」2曲、B面はタイトル曲のバラード「WALKING MAN」とアップテンポな「feel (grooveman Spot Remix)」を収録した"笠原瑠斗"の耳障り抜群の、芯のしっかりどっしり太っといメロウな歌声がどんな時間帯でも聴かせてくれる最高の1枚となっておりますので是非。

(ユニオンレコード渋谷 松本 豪雄)




SAUCY LADY / HIGH CLASS (XL MIDDLETON REMIX)
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008775742


ド頭からXL MIDDLETON節炸裂!日本にもルーツを持つSAUCY LADYのブランニューシングルが登場。
クラシックとなる事を確約されたかのような本作は、DISCO BOOGIEマナーに沿った正統派な楽曲となり、
フロアキラーとなる事受け合いで、何度もタッグを組んでいるXL MIDDLETONとの相性は今回もバツグンです!
逆サイドにはこちらもREMIXに引けを取らないオリジナル音源も収録されており、非常に使い勝手の良い1枚。
アルバムの期待値もこれで一段と上がりましたね。
本7インチ、どこでも使える1枚ですので常にレコードバッグに入れておきましょう!

(名古屋店 藤本康寛)




AARON TAYLOR / HAVE A NICE DAY!
https://diskunion.net/black/ct/detail/1008772591


前作、"ICARUS"も最高だった英国のシンガーソングライターによる5作目。
結構作りこまれた感じのゴージャスな前作と比べると、よりラフというか生っぽいグルーヴが前に出た印象です。
全編エレピが揺蕩うメロウな雰囲気で、ラッパーKOTA THE FRIENDが参加したアップテンポな曲でもビートは控えめな打ち込みになってたり、全体的に家でゆったり聴くのに向いたアルバムだと感じました。

(新宿ソウル・ダンスミュージックショップ 山本大騎)




裸の花 NAKED BLOOM / ベア・ホーク・ウルフ造田
https://diskunion.net/black/ct/detail/XAT-1245778229


熊、鷹、狼と、まるでプロレスラーを思わせる芸名につく動物達はいずれも絶滅危惧種。

その由来は自身の芸を継ぐものがいないからといういうが、正確にに誰も出来ないとした方が妥当であろう。

カントリー・ブルース、ラグタイムを中心としたフィンガーピッキング・スタイルのギターにタップダンスを融合させた唯一無二の男、待望のサード・アルバムである。

1stと2ndアルバムではプロデュースや録音面でバックアップをしてきた吾妻光良氏が今回は演奏で参加。

他ドラムにはスウィンギン・バッパーズ、ペンペンドンピーの活動でもお馴染みの岡地曙裕氏、ピアノは、我が国に留まらずシカゴでも人気者という実力の”LEE”金平女史らがバックアップ。

トランペットにクラリネット、トロンボーン隊を導入し、ニューオリンズ・ジャズのテイストを加えたと言うが、タイトル曲はマイナー調のシティ・ブルースのように聴こえたりもする。

泥沼に咲く蓮の花のような、水商売の女性たちの生き様に自らの人生を投影させ、シャンソン・シンガーのように歌う新機軸の表現が胸を打つ。

(町田店 秋元)


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