19,800円(税込)
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MOOKラックスマン真空管シリーズ第5弾は、いままで読者から最も付録化のリクエストが多かった、フォノイコライザーが満を持しての登場となります。今回の特徴はなんといっても、イコライザーカーブ(以降EQカーブ)切替機能を搭載していることです。EQカーブは、1950年代に制定されたRIAAカーブというものが一般的ですが、RIAAカーブが標準化される前のレコードは、各社独自のEQカーブでレコードを作っていたので、正しい音で再生するにはカーブを調整する必要があります。本付録のカーブ切替はほぼ全てのEQカーブに対応可能です。使用しているカートリッジやシステムによっても特性は変わるので、自分の耳を頼りにレコードのおいしい部分を引き出してみてはいかがでしょうか。
”日本を代表するオーディオ・メーカー、ラックスマンが設計した小型コンポーネントの組み立てキットが付録のムック・シリーズ。最新作は待望のフォノアンプだ。
空前のヒットを飛ばした真空管ハーモナイザーから始まったこのシリーズは、超小型かつ廉価でありながら、ラックスマンによる本格的なオーディオ製品に仕上げられ、さらに自作の楽しみも味わえる。高額化したオーディオ業界に一石を投じ、元来持っていたホビー性、趣味性を取り戻そうとしている。
キットといっても、ドライバー1本あれば誰でも組み立てられるプラモデル感覚で、決して敷居の高いものではない。実際の音質や性能も、ラックスマンのロゴに恥じない高品位なもので、複数のプレーヤーを使うマニアの追加用としても十分に使えるクオリティである。
機能的な特徴としては、フロントに大型の2バンド下辺抵抗があり、5dbの範囲でEQ調整を可能にすることで、レコードよって異なるEQカーブと呼ばれるデコード機能を持たせている。これによって、聴感上はっきりとわかる音色調整ができ、ぴったりとカーブが一致した時、ちょっと冴えない録音の盤が、目覚めたかのように生き生きと鳴らすことができる。これが本機の最大のポイントだ。
レコードを好みの音で聴くという、趣味性を前面に打ち出したコンポーネントは、一度遊び出すと止まらなくなり、手持ちのレコードの価値が何倍にも膨らむ。”
(ジャズ部門 生島昇)
(ONTOMO MOOK)