2,200円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
武満徹の「ソング」が集められていながら、「武満徹」の名を、存在を、ほとんど意識しないで聴いた。ほとんど希有な体験と言っていい。世に多々あるvarious artistsのコンピレーションとも、ひとりのアーティストが「武満徹ソングブック」として録音したのとも異なったアルバム。
1曲1曲を単体としてではなく、アルバムだからこそのながれ、この曲がきてあれがくるというながれ、質の異なった女性の声がつづくとおもえばぽつりと男声があり、複数の声が重なるものがあり、といったような思い掛けなさもさりげなく仕組まれたストーリー。ドイツ語や日本語でうたわれるのがほとんどである曲が、日本語や英語になってあらわれてくる驚きもある。インストゥルメンタルのみの「チル・アウト」も効いている。
ながれとなっているのは、「武満徹」だからではない。「武満徹」でありつつ、ショーロクラブ、であるからだ。三つの絃の音色とかさなり、からみ。トレモロ、ビート、ラテン的な空気感。そして時のなかを減衰するひびき-----。
1930年に生まれ、1996年に亡くなった作曲家・武満徹。ヨーロッパ由来の芸術音楽の延長・拡大されたかたちのコンサート・ミュージックを主としながら、映画や芝居の領域でのこした音楽はまたべつの魅力を持っていた。このアルバムに収められているのは、そうしたなかで生みだされ、独自に生き(息し?)はじめた曲たちだ。
武満徹は、音楽につくり手の名がついているのは過渡的なもので、将来的に音楽は匿名/アノニマスにむかうと記していた。このアルバムは、これまでの「武満徹ソングブック」から次の段階への、つまりはただ曲のみが親しまれ愛されうたわれるなか、作曲家の名がいつのまにか消えてしまう段階への、はじまりを告げる。2010年は武満徹生誕80年だったが、その翌年、2011年はそうした10年ごとの区切りをのりこえるかたちで、このアルバムがリリースされるに相応しい。
(オリジナル・ライナーノーツ by 小沼 純一 : 早稲田大学文学学術院教授 より)
めぐり逢い
明日ハ晴レカナ、曇リカナ
CHORO CLUB :
笹子 重治 : Guitar
秋岡 欧 : Bandolim
沢田 穣治 : Contrabass
VOCALISTAS :
アン・サリー
沢 知恵
おおたか静流
おおはた雄一
松平 敬
松田 美緒
tamamix
Choro Club / ショーロ・クラブ
発送まで4日~1週間程度要します。
→中古品をお求めの際はあらかじめこちらをご確認ください
武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS
1,100円(税込)
カートに商品が追加されました。
武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS
1,200円(税込)
カートに商品が追加されました。
武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS
1,300円(税込)
カートに商品が追加されました。
武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS
1,601円(税込)
カートに商品が追加されました。
武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS
1,300円(税込)
カートに商品が追加されました。