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2019年新作がCDリリース!
ご存知THE BANDのギタリストROBBIE ROBERTSON。2011年の『HOW TO BE CLAIRVOYANT』以来8年ぶりとなる通算6枚目のソロ・アルバムが到着です。
彼がスコアを提供した マーティン・スコセッシ監督による今秋公開予定の大作ギャング映画「THE IRISHMAN」や、こちらも近日公開が予定されているという 2016年の自叙伝「TESTIMONY」に基づいたドキュメンタリー・フィルム「ONCE WERE BROTHERS:ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND」からインスピレーションを得て制作された作品で、その象徴的なタイトル(=罪+映画的)は 彼のライフワークとして数十年間に亘り続けられてきた映画のためのソングライティングや、彼のドラマティックな人生そのものを指し示したものとのこと。
殺し屋THE IRISHMANから着想を得たオープニング"I HEAR YOU PAINT HOUSES"(ギャングの世界では殺し屋を雇うことを「家を塗る=家ごと血の海で真っ赤にする」と表現する)では歌詞とは裏腹の明るいトーンでVAN MORRISONとの麗しいデュエットを披露し、
「かつては兄弟だった」とTHE BANDへのほろ苦い思いを綴る同名ドキュメンタリーのための書き下ろしトラック"ONCE WERE BROTHERS"や、カナダ先住民族ファーストネーションとユダヤ系ギャングの家系に生まれ様々な障害や未来への期待を感じることなく育ったという子供時代を回顧した"DEAD END KID"、
JOHN LENNONの平和への叫びにインスパイアされたというロック・チューン"LET LOVE REIGN"、20世紀初頭の上海を舞台にアヘン売買や賭博、売春などを牛耳っていた伝説的ギャング杜月笙(とげつしょう)の武勇伝が語られる"SHANGHAI BLUES"、ROBERTSON自身が「シン(SIN=罪)フォニー」と呼ぶ"STREET SERENADE"、オーソン・ウェルズのラジオ犯罪ドラマへのノスタルジックなオマージュとなったエレクトロ風味の"THE SHADOW"、
ギタリスト面目躍如のインストルメンタル"WANDERING SOULS"、友人でありマイクロソフト社の共同創業者で大の音楽ファンだった故PAUL ALLENのために書いた哀愁に満ちた哀悼歌"REMEMBRANCE"などなど、彼の人生とは遠いフィクションも交えながら自身のストーリーも重ね合わせていく全13曲。
GLEN HANSARD、CITIZEN COPE、J.S. ONDARA、JIM KELTNER、DEREK TRUCKS、DOYLE BRAMHALL II、DJ HOWIE Bらがゲスト参加。
ROBBIE ROBERTSON / ロビー・ロバートソン
1943年、カナダのトロント生まれ。シックス・ネイションズ保留地のモホーク族コミュニティと、ダウンタウンに暮らすユダヤ人グループの両方にルーツを持つ。10歳にしてギター弾きとなり、ロニー・ホーキンスのバックを務めるザ・ホークスの一員としてロックンロールの教育を受けた。その後ホークスはボブ・ディランと、1965年および1966年の伝説的な「エレキ化」ツアーで共演する。1967年、ウッドストックに居を移したロバートソンと彼のバンド仲間は、後世に大きな影響を残す「地下室テープ」をディランとレコーディングしたのちにザ・バンドと改名し、1968年に画期的な《ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク》をリリース。バンドは全7作のスタジオ・アルバムを発表し、ロバートソンは〈ザ・ウェイト〉、〈オールド・ディ キシー・ダウン〉、〈クリプル・クリーク〉、〈アケイディアの流木〉、〈同じことさ!〉などの名作を書いた。1976年の感謝祭にサンフランシスコのウィンターランドで開かれたザ・バンドのさよならコンサートの模様は、マーティン・スコセッシが撮影し、『ラスト・ワルツ』として公開されている。
その後、『レイジング・ブル』から、『ハスラー2』『ディパーテッド』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『沈黙‐サイレンス‐』まで、数多くのスコセッシ作品に音楽を提供し、ドリームワークス社のクリエイティヴ・エグゼクティヴを務めてきた。
グラミーの特別功労賞、全米ソングライター・アカデミーとネイティヴ・アメリカン・ミュージック・アウォードからも生涯功労賞を受賞。
ザ・バンドとともに、ロックンロール・ホール・オブ・フェイムの殿堂入りも果たした。