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★その音楽性を「現代音楽から、フランク・ザッパ、ダンスミュージックに、エレクトロニカ、そして、バップからアヴァンギャルドまでの幅広いジャズを取り込む雑食性」とも称されるNYきっての奇才ピア
ニスト/作編曲家が、ジョン・エスクリートだ。
★ 1984 年、イングランド生まれのジョンはケニー・バロンとジェイソンモランに支持。クリス・クロス、ミソロジー、ポジトーンなどにリーダー作を残し、クリス・ポッター、アンブローズ・アキンムシー
レ、アダム・ロジャースなどと共演。なかでも、もはや盟友的に深い繋がりのあるサックス奏者デビッド・ビニーとの活動で、自身のピアノやフェンダーローズと、デヴィッドのサックス&エレクトロニクスの組み合わせによるサウンドは、エレクトロニカやポストロックとも共振するテクスチャーでジャズの枠を越え、高い評価を得ている。2013年の『Sabotage and Celebration』では、ホーンセクションと、ストリングス、そしてジム・ブラックによるロック的なグルーヴによる個性的なアレンジで、新たな側面を見せ、その底の見えない才能は、我々に新鮮な驚きを与えてくれた。
★そんなジョン・エスクリートの新作はアコースティックでのインプロセッション集。
★フレッド・ハーシュ・トリオのベーシストであり、メアリー・ハルバーソンやクリス・デイヴィスとも共演する実力派ジョン・エベール、スティーブ・コールマンを始め、ヴィジェイ・アイヤー、スティーブ・リーマンなどの作品で豪腕を見せ付ける天才ドラマー タイション・ソーリーとのトリオに加え、フロントにはUKフリージャズレジェンドのエヴァン・パーカーを起用。
★わざと大きく響かせたピアノの残響や、弦をミュートされたピアノの金属的なサウンド、内部奏法、そしてミニマルに繰り返されるフレーズの多用。そんな色彩に答えるように、無数の声でさえずるエヴァン・パーカーのサックスが、多用な音色と響きと、触感をもたらしてくれる。決まった形のない即興演奏だからこそ表出する進化したアコースティックのジャズが持っている響きの楽しさと、その可能性がここにはある。(新譜案内より)
■John Escreet(p), Evan Parker(ts,ss), John Hebert(b),Tyshawn Sorey(ds)
JOHN ESCREET / ジョン・エスクリート