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全篇で鐘が響き渡る前代未聞の奇作登場
SACDハイブリッド盤。ボリス・ティシチェンコ (1939-2010) は旧ソ連の作曲家。ショスタコーヴィチ門下で、「ショスタコーヴィチの証言」の著者ソロモン・ヴォルコフを師に紹介した(ティシチェンコ自身は「証言」を偽書として連名で告発した)人でもあります。
彼はピアノの名手でもあり、生涯に11篇のピアノ・ソナタを作曲していますが、1982年作の「第7番」は演奏時間40分に加え、鐘が独奏楽器のように活躍する前代未聞の奇作。発表直後に作曲者自作自演によるメロディア盤がリリースされた際には、一部で話題になりました。とにかくこんな音楽は聴いたことがなく、物凄い面白さ。
一転、1986年作の「第8番」は通常の書法による約30分の力作。変奏曲の第2楽章に、師ショスタコーヴィチの交響曲第4番から意味深な引用があります。
フランスの名手ニコラ・スタヴィはドミニク・メルレに学んだ後、ブレンデルやシェバクの薫陶も受けました。ユンディ・リが優勝した2000年のショパン・コンクール特別賞、2001 年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位の実力派。ティシチェンコのピアノ作品は難曲揃いですが、新世代らしい感性で披露してくれます。 (資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
ティシチェンコ:
1. ピアノ・ソナタ第7番 OP.85 (1982)
2. ピアノ・ソナタ第8番 OP.99 (1986)
【演奏者】
ニコラ・スタヴィ(ピアノ)
ジャン=クロード・ジャンジャンブル(鐘) [1]
【録音】
2014年12月 サン=マルセル福音教会(パリ)
NICOLAS STAVY / ニコラ・スタヴィ
フランスのピアニスト