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スコットランド室内管創立50周年、エメリャニチェフとの「スコットランド」「宗教改革」
※ 国内仕様盤日本語解説...片桐卓也
スコットランド室内管弦楽団と首席指揮者マキシム・エメリャニチェフにより、その就任前に録音されたシューベルト「グレート」(NYCX-10112/CKD619)は、「同曲の最もスリリングな演奏」(BBCマガジン)など各所で絶賛されました。2024年1月に迎える楽団創立50周年を記念すべく今回録音されたのは、メンデルスゾーンがスコットランドを旅行中その自然に触発されて構想してから10年以上、彼の一生の半分近い歳月をかけて手を加えられ、生涯最後に完成させた交響曲となった第3番「スコットランド」。そして、若きメンデルスゾーンが試作的な第1番に続いて2つ目の交響曲として完成させた、ルター派のコラール「神はわがやぐら」を引用する第5番「宗教改革」を併せて収録しています。どちらの作品でもヴィブラートを抑えた少人数の弦の透明感が印象的。「スコットランド」は各パートをよく鳴らし、メロディの歌謡的な美しさのみならず、オーケストレーションの面白さも前面に出す快演となっています。「宗教改革」も力強くオーケストラを歌わせ、エコーのような効果も心地よく生かしつつメロディを伸びやかに表現し、この作品の素晴らしさを十二分に発揮。なお古楽鍵盤奏者としてピリオド奏法に造詣の深いエメリャニチェフらしく、第4楽章では本来の指定通りにセルパンを使用しています。
(ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
メンデルスゾーン(1809-1847):
1-4. 交響曲 第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
5-8. 交響曲 第5番 ニ長調 「宗教改革」 Op. 107
収録時間: 65分
【演奏者】
マキシム・エメリャニチェフ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
録音: 2022年2月 ケアード・ホール、ダンディー、UK
MAXIM EMELYANYCHEV / マクシム・エメリャニチェフ
ロシアのピアニスト、チェンバロ奏者、指揮者
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