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フォルテピアノの機能性をめいっぱい使ったピアニスティックな書法が冴えわたる!
ハイドン後期の鍵盤音楽をじっくり堪能
★ハイドン後期のピアノ・ソナタは、チェンバロよりもピアノが一般的になっていく時代にあって、さらに18世紀末イギリスのフォルテピアノや名手テレーゼ・ジャンセン・バルトロッツィ(ハイドンがソナタ第50~52番を献呈)との出会いにも感化され、より「ピアニスティック」な内容になっていきます。最後のピアノ・ソナタである第52番はまっすぐベートーヴェンにつながる系譜の作品で、華麗な技巧も深遠な歌もつめこんだ大曲。半音階を駆使したロマンティックな転調も特徴的です。フォルテピアノの演奏で聴くと、楽器の潜在能力をめいっぱいに使って書いているのがわかります。
★マイケル・キーナーは1950年スイス生まれで、アムステルダムでレオンハルトに師事したベテラン・チェンバロ奏者。ソリストとして活躍する他、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイル・ガルデリーノなどとも共演しています。
(キングインターナショナル)
【収録内容】
ハイドン:後期ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第52番(第62番) 変ホ長調 Hob.XVI:52
ピアノ・ソナタ第50番(第60番) ハ長調 Hob.XVI:50
ピアノ・ソナタ第49番(第59番) 変ホ長調 Hob.XVI:49
変奏曲 へ短調『 小ディヴェルティメント』 Hob.XVII:6
幻想曲 ハ長調 Hob.XVII:4
ピアノ・ソナタ第44番(第32番) ト短調 Hob.XVI:44
【演奏者】
マイケル・キーナー(フォルテピアノ)
1790年Johann Walter製に基づく、1991年Christopher Clarke製
録音:2017年5月2-5日/スイス
(CD) 77:26
MICHEL KIENER / マイケル・キーナー
スイス出身の鍵盤奏者 (1950-)