コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて - 音響設計家・豊田泰久との対話

豊田泰久

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レーベル
アルテス・パブリッシング
国(Country)
JPN
フォーマット
四六判
規格番号
4865592894
通販番号
1008805867
発売日
2024年02月26日
EAN
9784865592894
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商品詳細情報

四六判・並製・320頁

ホールの音響設計はサイエンスか、テクノロジーか、それともアートか?
ディズニー、エルプフィル、サントリー、Kitaraなど内外の名だたるホールを手がけ、バレンボイム、内田光子、ツィメルマン、サロネンら巨匠たちが絶大な信頼を寄せる「世界のトヨタ」。
その耳がとらえた“音響と音楽”を語り尽くす!
ウォルト・ディズニー・コンサートホール、サントリーホール、札幌コンサートホールKitaraなど国内外の代表的なコンサートホールを手がけ、世界のマエストロが絶大な信頼を寄せる音響設計家・豊田泰久と音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹が「究極のオーケストラ・サウンドとは」をテーマに徹底討論。

音がリッチであること。と同時に、音が明瞭であること。リッチなことと明瞭なことっていうのは、反対のベクトルみたいな感じがしますが、実際いいコンサートホールに行くと、両方が備わっているんですよね。

アンサンブルがよくないとホールがうまく鳴ってくれないし、アンサンブルのクオリティが悪いままでもきれいに聞こえるホールなんてものはありえないわけですよ。

話題はホール音響を超えて、「オーケストラは〈密〉であるべきか」「弦楽器と管楽器の理想的なバランスとは」「指揮者はどうやってオーケストラの響きをつくるのか」などクラシック・ファンなら誰もが知りたいテーマにおよぶ。

豊田とともに理想のサウンドを追い求めてきたマエストロや建築家たちの個性あふれるエピソードも満載。

各章間に置かれた潮博恵によるコラムではホール音響の基礎知識や豊田のこれまでの仕事の数々を解説し、彼がなぜ特別な存在なのかを解き明かす。

プロフィール
豊田泰久(とよた・やすひさ)
1952年、広島県福山市生まれ。
九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)音響設計学科で学び、1977年「永田音響設計」(東京)に入社。
サントリーホール(1986年完成、東京)、京都コンサートホール(1995年完成、京都)、札幌コンサートホール(kitara)(1997年完成、札幌)など、国内約70のホールの音響設計を担当。
また、2001年から同社ロサンゼルス事務所代表として、「ウォルト・ディズニー・コンサートホール」をはじめ、海外主要都市で約30のホールの音響設計を担当した。
2020年に帰国、現在はロス事務所の顧問を務める。
2021年7月より「公益財団法人ふくやま芸術文化財団」理事長。
2023年12月より「公益財団法人サントリー芸術財団」評議員。
2004年8月、Art Center College of Design(カリフォルニア)、Bard College(ニューヨーク)の2大学より名誉博士号を授与。
日本音響家協会賞(2012年5月)、Richard D. Colburn Award(Colburn School、2018年10月)、渡邊暁雄音楽基金特別賞(2020年7月)、中国文化賞(中国新聞社、2022年11月)を受賞。

林田直樹(はやしだ・なおき)
音楽ジャーナリスト・評論家。
埼玉県生まれ。クラシック音楽を中心に、演劇、美術、舞踊、文学、映画など幅広い分野で著述活動をおこなう。
著書に『そこにはいつも、音楽と言葉があった』(音楽之友社)、『ルネ・マルタン プロデュースの極意──ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学』(アルテスパブリッシング)ほか。
札幌クリークホール・アドバイザー。音楽之友社社外メディア・コーディネーター。インターネットラジオ「OTTAVA」にレギュラー出演中。
Facebookページ「LINDEN日記」
メールマガジン「林田直樹の“よく聴く、よく観る、よく読む”」

潮 博恵(うしお・ひろえ)
企業の財務・法務・経営支援に携わってきた経験を生かし、音楽と社会とのつながりについて執筆活動中。
著書に『オーケストラは未来をつくる──マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の挑戦』『古都のオーケストラ、世界へ!──「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』(ともにアルテスパブリッシング)。
お茶の水女子大学文教育学部(音楽学)卒業。法政大学MBA。
ウェブサイト:www.blog.ushiog.com
ツイッター:@ushiohiroe

(メーカー・販売元資料)