ロジェストヴェンスキーの証言

BRUNO MONSAINGEON ブルーノ・モンサンジョン

「歴史の証言」は真に後世に語り継がれる

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レーベル
音楽之友社
国(Country)
JPN
フォーマット
四六判
規格番号
4276203839
通販番号
1008857030
発売日
2024年07月29日
EAN
9784276203839
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商品詳細情報

判型:四六判
ページ数:336ページ

【内容紹介】
共産主義体制下のソ連を生き抜いたロシアの大指揮者「ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー」(1931~2018)が、稀代の映像作家ブリュノ・モンサンジョンを相手に、ソ連時代の音楽教育、劇場やコンサートの理不尽な運営・管理システム、そして芸術家たちが置かれた過酷で不条理な状況について赤裸々に語った衝撃の証言集。その語り口は、怒りと苦悩に満ちつつユーモアとペーソスに溢れ、ショスタコーヴィチやブリテンとの交流、官僚からの弾圧や嫌がらせ、それらを阻止するための手口などが――彼の指揮棒さながら――極めて生々しく、かつ鮮やかに語られる。
東西をしたたかに往還した巨匠指揮者が見た驚愕のドキュメント。

【目次】
序奏
1 指揮者???!!!/2 遠い思い出
3 ボリショイでのデビュー/4 水の街
間奏1 つかのまの思い
5 社会主義リアリズムの教条/6 海外デビュー
間奏2 指揮者の楽器
7 出国ヴィザ/8 村祭り 間奏3 リハーサル
9 共産党への加盟/10同伴者/11付き合ってはいけない人々
間奏4 クレンペラーと、他の何人かの人々
12 ユダヤ人のドラマ/13 前代未聞の任命
序奏2 ヴィクトリア・ポストニコーワ
14 トリオ・ソナタ/15 90日 間奏5
16 ダヴィッド・オイストラフのこと
間奏6 ウィリー・フェレロ
17 批評/18 興行主たち/19 レパートリー
間奏7 ロシア風に
20 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのこと
21 三つの悲喜劇的エピソード
間奏8 録音
22 ティホン・フレンニコフとソヴィエト連邦作曲家同盟
23 モスクワのストラヴィンスキー
24 ショスタコーヴィチ 人として、作曲家として
25 セルゲイ・プロコフィエフ
間奏9 旅行代理店係
エピローグ


【プロフィール】
ブリュノ・モンサンジョン(ブルーノ・モンサンジョン)
1943年12月5日生まれ。フランスの映像作家、作家、ヴァイオリニスト。
グールド、リヒテル、オイストラフ、アンデルジェフスキ、メニューイン、リベッタ、グレゴリー・ソコロフ、フレイ、マケラなど20世紀の有名音楽家のドキュメンタリー映画を多数制作している。またリヒテルやナディア・ブーランジェとの対談も書籍として出版されている。グールドに関しては、1973年から81年にかけて映像作品を複数制作した。著書に『ぼくはエクセントリックじゃない グレン・グールド対話集』(音楽之友社)、『リヒテル』(筑摩書房)等。グールドの著作集『Le dernier puritain(最後のピューリタン)』『Contrepoint a la ligne(線の対位法)』をフランス語で翻訳出版するなど、フランスにおけるグールド紹介の第一人者としても知られる。

船越清佳(フナコシ サヤカ)
ピアニスト・音楽ライター。岡山県出身。京都市立堀川音楽高校卒業後渡仏。
リヨン国立高等音楽院卒。長年日本とヨーロッパで演奏活動を行ない、現在はパリ郊外の公立音楽院でピアノ指導にも力を注ぎながら、『レコード芸術』「音楽の友』『ムジカノーヴァ』等に寄稿。著書に『ピアノ嫌いにさせないレッスン』『フランス人は仕事に振り回されない』(以上ヤマハミュージックメディア)。訳書に『マダム・ピリンスカとショパンの秘密』)(音楽之友社)。
CDはオクタヴィア・レコード(EXTON)より3枚リリースされている。

(メーカー・販売元資料)