ルネサンスやバロックの音世界とシューベルトの交錯
ルネサンスやバロックの音世界とシューベルトの交錯
3,245円(税込)
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時間は全てを打ち負かす
【収録内容】
パーセル(1659-1695):
1. パヴァーン ト短調 Z 752
2. チャコニー(シャコンヌ)ト短調 Z 730
フランツ・シューベルト(1797-1828):
3-6. 弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 D 46
ジョスカン・デ・プレ(1450/5-1521):
7. 千々の悲しみ
シューベルト:
8-11. 弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 D 804「ロザムンデ」
パーセル:
12. 舞曲(『ダイオクリーシャン』のための劇付随音楽 Z 627第5幕より)
【演奏者】
プロティアン四重奏団(古楽器使用)
ハビエル・アギラル、エディ・コトラー(ヴァイオリン)
リカルド・ヒル・サンチェス(ヴィオラ)
クララ・ラダ・ゴメス(チェロ)
録音: 2023年7月15-18日 ナショナル・センター・フォー・アーリー・ミュージック、 ヨーク、イングランド
収録時間: 70分
現代音楽開拓と古楽器演奏研究のどちらにも長い歴史をもつスイスのバーゼルで研鑽を重ねた4人の若い弦楽器奏者が、メンバーの大半の母国であるスペインで結成したプロティアン四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲集。大家サリエリの門下で作曲法を学び始めた頃の第4番と、後年の短調の傑作の一つ第13番「ロザムンデ」が選ばれていますが、注目すべきはその前後と曲間に置かれた併録曲。シューベルトと同じく30代で早世した17世紀英国の天才パーセルのコンソートや劇付随音楽、そしてさらに古いフランドル楽派最大の巨匠の一人ジョスカン・デ・プレの多声音楽を並べて弾くことで、それら全く違う時代の音楽が持つ意外な共通点が浮かび上がるのです。シューベルト作品に生き続けるポリフォニー技法の下地もさることながら、パーセルやジョスカンの綴った音楽の意外な抒情性やドラマにもはっとさせられるのは、各声部の動きを明晰に伝えるアンサンブルの確かさに加えて音楽の起伏を脈々と伝えるプロティアン四重奏団の解釈の妙あればこそ。企画そのものの魅力を十二分に活かした演奏の見事さを、LINNならではのエンジニアリングで触感確かに味わえる1枚です。
(ナクソス・ジャパン)
PROTEAN QUARTET / プロティアン弦楽四重奏団