MAGNUS LINDBERG:VIOLA CONCERTO / ABSENCE / SERENADES

NICHOLAS COLLON ニコラス・コロン

重厚なサウンドにロマンティックな趣を加えたスタイルに変化しつつあるフィンランド作曲家の作品集

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レーベル
ONDINE
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
ODE1436
通販番号
1008890496
発売日
2024年09月06日
EAN
4589538814595
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商品詳細情報

マグヌス・リンドベルイ(1958-):
【収録内容】
1-7. ヴィオラ協奏曲(2023-24)
8. 不在(2020)
9. セレナード(2020)

【演奏者】
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)
録音:ヘルシンキ・ミュージック・センター2023年9月…8
2023年12月…9
2024年2、3月…1-7
総収録時間:62分

今や母国フィンランドにとどまらず世界の現代音楽シーンの重鎮的存在となっているマグヌス・リンドベルイの近作を集めたアルバム。
リンドベルイはパルシヴかつ激しく、時に爆発的なサウンドを用いた先鋭的な作風で知られてきましたが、近年は重厚なサウンドはそのままに調性感を持ちロマンティックな趣を加えたスタイルに変化しつつあり、その動向がますます注目されています。ヴィオラ協奏曲は7つの部分からなる演奏時間33分ほどの大作。ソリストは分厚いオーケストラと渡り合いつつ、随所で高度なテクニックを求められます。ここではローレンス・パワーが見事に重責を果たしています。
ベートーヴェン生誕250年の記念にロッテルダム・フィルから委嘱された「不在」は、ベートーヴェンの楽曲のモチーフを随所に引用した演奏時間11分余りの作品。特に「不在」をテーマにしたピアノ・ソナタ第26番「告別」の旋律が効果的に使われています。シカゴ交響楽団の委嘱作「セレナード」についてリンドベルイは、ゆったりとした穏やかな音楽ではなく「ワイルドなセレナードだ」と語っています。マーラーの「夜の歌」のスケルツォを参照したとも語り、また曲の終わり近くにはベートーヴェン作品の引用も聞かれます。演奏時間17分余り、大規模で力強く起伏に富んだ異色のセレナード。
フィンランド放送交響楽団と2021年から楽団の首席指揮者を務めるニコラス・コロンがパワフルかつ切れ味の良い演奏を展開。優秀録音で評価の高いベテラン、エンノ・マエメツが録音とマスタリングを担当しており、オーディオ的にも楽しみな1枚です。

(ナクソス・ジャパン)