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★2008年から京都市交響楽団の常任指揮者を務め、2014年からミュージック・アドヴァイザーも兼任している広上淳一。両者の関係は頗る良好で、次々と好企画を打ち出し充実の活動を繰り広げ、2014年度に第46回サントリー音楽賞を獲得しています。その受賞記念コンサートとして2017年に行われたサントリーホール・ライヴを収録したのがこのアルバム。ラフマニノフの2番は広上が重要なコンサートのたびに取り上げてきたという勝負曲で意気込み十分、徹底した音楽作りで妥協のない演奏をじっくりと築き上げた稀有なる名演です。広上&京響、日本が誇る名コンビの素晴らしいサウンドをぜひお楽しみください。アンコールとして演奏された美しい『モーツァルティアーナ』をボーナス収録。 ★たとえば第1 楽章からして明らかなのだが、広上は弦楽器に息が長くてなめらかな歌を歌わせる。その線は、まるで大仏ないし仏像のように丸っこくて、すべすべしていて、角がない。そして、歌うと言っても、情念が濃いわけではなく、清潔感があって、控えめである。といって冷たいわけでも無表情なわけでもなく、ただ控えめな範囲内でバランスが取られている。端的に言って、抑制の美である。(許 光俊氏による解説から) (資料提供:キングインターナショナル) 【収録内容】 ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27 [ボーナストラック(アンコール)/チャイコフスキー:組曲第4番 ト長調『モーツァルティアーナ』 Op.61 ~第3曲 祈り]【演奏者】 広上淳一(指揮) 京都市交響楽団、録音:2017年9月18日/サントリーホール(ライヴ)
JUNICHI HIROKAMI / 広上淳一
日本の指揮者、教育者 (1958-)