【クラシック】いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 | ディスクユニオンのスタッフが一年の中で印象に残った作品を紹介

  • CLASSIC
  • ニュース

2022.12.23

  • LINE

  • メール
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - クラシック
いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - クラシック


コロナ禍3年目となった2022年、諸々の対応にも慣れ(まだ油断は出来ない状況ではあるが)、演奏会や録音は昨年、一昨年と比べて格段に増えた。それに比例しリリース点数も増え、それぞれこの災厄のなかにあって趣を凝らした内容で、選ぶのに迷うほど。[2][4]は現役の音楽家で同じレーベルからの発売だが、あらゆる意味で対照的な、興味深い内容。[7]は自らのルーツを振り返りつつ、未来志向の音を聴いた。 [1][3][6]彼岸へ去った音楽家からの贈り物。それぞれの在りし日に想いを寄せる。[5][8]北欧音楽、様式のコントラストに改めて惹かれる。[9][10]再発売に感謝。

■クラシック | 2022 RANKING



アーティストタイトルフォーマットレビュー
1セルジゥ・チェリビダッケ / ブルックナー:交響曲第8番(UHQCD)セルジゥ・チェリビダッケブルックナー:交響曲第8番(UHQCD)CD非正規盤として伝説的な存在となっていたチェリビダッケの1994年リスボン・ライヴ、ブル8がまさかの正規発売。1980年代後半頃までは、チェリの「掛け声」と共に半ば力業で攻めていたミュンヘン・フィルも、この頃には力みが取れ、自然体の音楽を奏でている。第2楽章でマスターテープの傷みによる音の歪みが生じるが、些細なこと。この地上ではもう聴くことができない、無二のブルックナー体験を当アルバムで。
( クラシック部門 / 藤本 )
2ANDRIS NELSONS / STRAUSSANDRIS NELSONSSTRAUSSCDバーミンガム市響時代にR.シュトラウスの主要作品をライヴ録音していたネルソンス、いくら勢いがあるからといって、現在シェフを務める2つの名門オケを振り分けて7枚組BOXという形で出してくるとは予想もしなかった。いずれのオーケストラも高い水準で応え、同じDGのカラヤンやマゼール、21世紀に入ってから登場した数々の録音にも全く引けを取らない出来栄えに感服。
( クラシック部門 / 藤本 )
3EVGENY SVETLANOV / ストラヴィンスキー: ペトルーシュカ (1999録音)、スヴェトラーノフ: 詩曲 (2001録音)EVGENY SVETLANOVストラヴィンスキー: ペトルーシュカ (1999録音)、スヴェトラーノフ: 詩曲 (2001録音)CDスヴェトラーノフ(1928-2002)がフランス国立放送フィルを指揮したライヴ録音。ソ連、ロシアのオーケストラでの荒々しい表現は影を潜めつつ、遅めのテンポで丁寧に作品を磨き上げていく様に圧倒される。とりわけ、極限までテンポを落としたペトルーシュカ第4場の「馭者と馬丁たちの踊り」が物凄い。共演盤がすくないレーピンをソリストに迎えた「詩曲」も美しい。
( クラシック部門 / 藤本 )
4HERBERT BLOMSTEDT / SCHUBERT:SYMPHONIES 8&9HERBERT BLOMSTEDTSCHUBERT:SYMPHONIES 8&9CD95歳の誕生日直前に転倒し怪我をしたというニュースが世界を駆け巡り、ファンの肝を冷やしたマエストロ。無事回復して来日、N響の本番は座っての指揮ながら3プログラム6公演で名演を披露した。そのマエストロがゲヴァントハウス管とのシューベルトをDGからリリース! 昂ることなく訥々と流れていく音楽、しかしその芯は強い。まだまだこれからも私達に感動を与え続けてくれることだろう。
( クラシック部門 / 藤本 )
5CHRISTIAN LINDBERG / PETTERSSON:SYMPHONY NO.15/VIOLA CONCERTOCHRISTIAN LINDBERGPETTERSSON:SYMPHONY NO.15/VIOLA CONCERTOSACDリンドベルイが推し進めるペッテション・シリーズ、作曲者晩年の交響曲第15番と、独奏部が未完に終わったヴィオラ協奏曲(エレン・ニスベト補完)に加え、キャリアの初期に書いたヴィオラ独奏のための幻想曲が収録されている。ストックホルムの貧民街で生まれ、父親からのDVに耐えながら過ごしたペッテションの音楽は、この時から既に哀しみ、苦しみに縁どられていた・・・
( クラシック部門 / 藤本 )
6IVRY GITLIS / THE LAST STUDIO RECORDINGIVRY GITLISTHE LAST STUDIO RECORDINGCD2020年に98歳で天に召されたギトリス翁が、1996年に収録したという音源が発見され、この度陽の目を見ることになった。ヴァイオリンのための名曲のかずかずを、今そこで生まれたかのような魅惑的な音で奏で、聴きてを魅了する。
( クラシック部門 / 藤本 )
7イリーナ・メジューエワ / ノスタルジアイリーナ・メジューエワノスタルジアCD2つのレーベルから精力的にリリースを続けるメジューエワ、デビュー25周年を記念して、変化に富んだ作品集を制作。タイトルのとおり、郷愁を呼び起こすプログラミングで、自らのレパートリー、そして来し方を振り返りつつ、未来へと向かう力強い意思が全篇に溢れている。
( クラシック部門 / 藤本 )
8JUHA KANGAS / VASKS: CELLO CONCERTO NO.2 & VIOLA CONCERTOJUHA KANGASVASKS: CELLO CONCERTO NO.2 & VIOLA CONCERTOCDラトヴィアの作曲家ヴァスクスによる協奏曲2題。いずれの作品も、美しい旋律のなかに哀しみを宿している。ソル・ガベッタのために書かれたというチェロ協奏曲は終盤にヴォカリーズが入るが、これは独奏者が弾きながら歌うことを想定したものであろう。ソロを弾くユロネンのかわりに、オケのメンバーであるエヴァ=マリア・スメラ(エストニアの作曲家レポ・スメラの娘)が歌っている。
( クラシック部門 / 藤本 )
9ALEXANDER MELNIKOV / SHOSTAKOVICH:24 PRELUDES&FUGUES OP.87ALEXANDER MELNIKOVSHOSTAKOVICH:24 PRELUDES&FUGUES OP.87CD2010年にDVD付きでリリース、その後一度再発売されたものの入手が難しくなっていたメルニコフのショスタコーヴィチが、初出盤とほぼ同じジャケットでリニューアル(DVDは付属しません)。日本でもこの「24の前奏曲とフーガ」全曲演奏をおこなっているほど当作に入れ込むメルニコフの想いを是非。
( クラシック部門 / 藤本 )
10EVGENY MRAVINSKY / MRAVINSKY IN JAPAN LIVE EDITION 1973 (SACD)EVGENY MRAVINSKYMRAVINSKY IN JAPAN LIVE EDITION 1973 (SACD)SACDAltusレーベル発足時、最初にリリースされた衝撃の2タイトル、SACDシングルレイヤー化したものをセットにしての発売。演奏については、今更何を言うことがありましょう。このアルバムのためにSACD対応機器を購入する価値あり。
( クラシック部門 / 藤本 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。

■いますぐ聴いてほしい オールジャンル2022 - クラシック


アーティストタイトルフォーマットレビュー
BEATRICE BERRUT / MAHLER, SCHOENBERG - JUGENTSTILBEATRICE BERRUTMAHLER, SCHOENBERG - JUGENTSTILCD心の中のもやもや、ごたごたがひとつひとつ解きほぐされていく安堵感。修復と恢復の効能がある深い夜の音楽。
( 吉祥寺クラシック館 / 渡邉 )
DANIEL HOPE / AMERICADANIEL HOPEAMERICACDアメリカの良いところを凝縮したような楽曲、ダニエルホープの甘い演奏にうっとりしてしまう一枚。トラック6是非とも聴いていただきたいです。
( 吉祥寺クラシック館 / 髙木 )
FRANCOISE GROBEN / IN MEMORIAMFRANCOISE GROBENIN MEMORIAMCDエルガーのチェロ協奏曲の激演(特に最初の3楽章)が印象的。アルバムを通じて新鮮さ満載の一方、自信のない所も混在するようにも聴こえるが、それをも愛おしい6枚組。
( 吉祥寺クラシック館 / 渡邉 )
GENNADY ROZHDESTVENSKY / SHOSTAKOVICH: SYMPHONIES NOS.4 & 11GENNADY ROZHDESTVENSKYSHOSTAKOVICH: SYMPHONIES NOS.4 & 11CD今は亡き巨匠ロジェストヴェンスキーによるショスタコーヴィチの初CD化ライヴ音源。大曲・交響曲第4番と11番を収録した2枚組。ソヴィエト国立文化省響との全集録音と比べると、より丁寧な音づくりがされている印象。それでも随所にテンポ変化やアクセントの強調などなど、ロジェヴェンならではのショスタコ観を聴くことが出来る。ICA CLASSICSの音源はサブスクでも聴けるが、年数を経るとダウンロードができなくなるタイトルも出ているので、ショスタコ好き・ロジェヴェン好きのかたは当アルバムを是非パッケージで所有することをお薦めしたい。
( クラシック部門 / 藤本 )
HAKAN HARDENBERGER / FRENCH TRUMPETCONCERTOSHAKAN HARDENBERGERFRENCH TRUMPETCONCERTOSSACD兎にも角にも、アンリ・トマジの『トランペット協奏曲』。ソリストにホーカン・ハーデンベルガー。自身もトランペット奏者であるファビアン・ガベルを指揮に作曲者の子息クロード・トマジ、そしてトマジ研究家フランク・ヴィラールという並々ならぬ布陣による幻のオリジナルスコア復元版。歌を歌うように、時に飛び跳ねるような多彩な音色を世界初録音でぜひ。
( 名古屋店 / 森江 )
HANNA-ELISABETH MULLER / SINNBILD-R.STRAUSS:SONGSHANNA-ELISABETH MULLERSINNBILD-R.STRAUSS:SONGSCDハンナ=エリザベート・ミュラーによる控えめに言ってあまりにも美しすぎる何とも貴いR.シュトラウスの歌曲集!声楽を初めて聴く方にも、たくさん聴き込んできた歴戦の猛者にも超おすすめの一枚です。
( 吉祥寺クラシック館 / 宇野澤 )
ISABELLE FAUST&ANNA PROHASKA / KURTAG:KAKFA-FRAGMENTEISABELLE FAUST&ANNA PROHASKAKURTAG:KAKFA-FRAGMENTECDイザベル・ファウストが『カフカ断章』を録音するとは思わなんだ。そのイザベルは鋭敏なアーティキュレーションと音色への意識がクルタークの書法の特異性を際立たせて秀逸。プロハスカは既出の同曲異演盤に比べるといささか情緒的だがこれもアリ、納得できる。「現代音楽は苦手で…」などと言っている場合ではない聴くべきアルバム。世界が拓けますよ。
( 新宿クラシック館 / 藤原 )
JOHN WILLIAMS / JOHN WILLIAMS IN BERLINJOHN WILLIAMSJOHN WILLIAMS IN BERLINLP(レコード)聴きなじみのある映画音楽を、作曲者の指揮によるベルリン・フィルの演奏で楽しめる贅沢な1枚。SACD、MQA-CDからLPまで、様々なフォーマットで発売されていることも魅力。LP盤はアナログらしい迫力のある音を楽しめます。
( 新宿クラシック館 / 池田 )
KLAUS MAKELA / SIBELIUS:COMPLETE SYMPHONIESKLAUS MAKELASIBELIUS:COMPLETE SYMPHONIESCD2022年には都響客演とパリ管との来日公演を成功裡に終わらせた若き天才クラウス・マケラのデビューアルバムがこれ、実に堂に入った名演だ。その演奏は楽曲各所のテンポ設定の妙、それをまとめ上げて有機的に全体を仕上げる構成力とパッションが共存、既にして驚異的レヴェル。末恐ろしやマケラ。
( 新宿クラシック館 / 藤原 )
KRYSTIAN ZIMERMAN / SZYMANOWSKI: PIANO WORKS (LP)KRYSTIAN ZIMERMANSZYMANOWSKI: PIANO WORKS (LP)LP(レコード)クリスチャン・ツィメルマンが同郷の作曲家シマノフスキの生誕140周年を記念した新作。必聴。
( 新宿クラシック館 / 平嶋 )
LARS VOGT / MENDELSSOHN: PIANO CONCERTOSLARS VOGTMENDELSSOHN: PIANO CONCERTOSCD今年51歳の若さで亡くなられた、ラルス・フォークトによるメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集です。技巧的なパッセージを弾ききるフォークトの技巧に耳を奪われます。
( 新宿クラシック館 / 吉野 )
MIKA STOLTZMAN / SOLOMIKA STOLTZMANSOLOLP(レコード)ミカさんは、かのリチャード・ストルツマン夫人でもあり、かのスティーブ・ガッドとのスゴイセッションも聴かせるマリンバ奏者。優秀録音とNYスターリングサウンドでのマスタリングも相まり、スピーカーの上下左右を縦横無尽に飛び交い、叩いては撫でるような立体的サウンドが鳴りわたる。
( お茶の水クラシック館 / 高木 )
MYKOLA HOBDYCH / SILVESTROV:MAIDANMYKOLA HOBDYCHSILVESTROV:MAIDANCDいま聴く事に意味がある一枚ではないでしょうか。ヴァレンティン・シルヴェストロフ(御年85!)はウクライナの作曲家。タイトル曲である「Maidan2014」とは2014年にウクライナで起きたマイダン革命(新露派と親欧州派による衝突・暴動のこと。これにより親露的だった当時の大統領がロシアに亡命し、ロシアによるクリミア併合に繋がっていく)のことを指します。曲は讃美歌の変奏とも呼べる形式で書かれており、その楽想は厳かで力強く、シルヴェストロフの自由と尊厳への祈りが感じられます。「今ではウクライナ全体がマイダンになっている」とシルヴェストロフ自身が語っており、そのメッセージを受け取る意味でも一聴の価値あり。現代音楽、特にアルヴォ・ペルトが好きな方にオススメ。
( 新宿クラシック館 / 川崎 )
NHK交響楽団 / N響吹奏楽NHK交響楽団N響吹奏楽CDN響の管楽器奏者を中心に日本を代表する凄腕プレイヤーが勢揃い!!オーケストラに負けない吹奏楽サウンドをご体感下さい!!
( 新宿クラシック館 / 鴇田 )
NIKOLAUS HARNONCOURT / LIVE THE RADIO RECORDINGS 1981-2012 ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRANIKOLAUS HARNONCOURTLIVE THE RADIO RECORDINGS 1981-2012 ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRACDアーノンクールとコンセルトヘボウ(RCO)の相性は抜群であったが、それはこのオケの柔軟性の賜物であっただろう。多くのスタジオ録音盤が存在するこのコンビの貴重な初出ライヴ音源集成がこの度登場。1981年から2012年までの全26曲、ドヴォルザークの第7はリハ音源も付属。アーノンクール及びRCOのファン必携の箱。
( 新宿クラシック館 / 藤原 )
PAUL WEE / BEETHOVEN-LISZT:SYMPHONY NO.3/MOZART-ALKANPAUL WEEBEETHOVEN-LISZT:SYMPHONY NO.3/MOZART-ALKANSACD圧倒的ワクワク感、ピアノ独奏版モーツァルトとベートーヴェン。 即リピートくなる楽しさ。現役弁護士という異色のピアニスト、ポール・ウェーから目が離せません。
( クラシック部門 / 福森 )
RADEK BABORAK / MAHLER: DES KNABEN WUNDERHORNRADEK BABORAKMAHLER: DES KNABEN WUNDERHORNCDマーラーにとってこの歌曲集「少年と不思議な角笛」は、同時に並行して生まれる3つの交響曲と相補的な関係を持ち、やはり交響曲だけでは語り切れず無視できないマーラーの重要なもう一つの側面を知ることが出来ます。...ところでここにものすごく新鮮な「少年と不思議な角笛」があるのですがいかがでしょうか?
( 吉祥寺クラシック館 / 宇野澤 )
SEMYON BYCHKOV / MAHLER: SYMPHONY NO.5SEMYON BYCHKOVMAHLER: SYMPHONY NO.5CDチェコフィルとビシュコフのマーラー5!ビシュコフのマーラー聴きたかったんですよ!ペンタトーンの録音も優秀!流れるようなアダージェットは9分6秒!オススメです
( 新宿クラシック館 / 渡辺 )
SHURA CHERKASSKY / S-SAENS: PIANO CONCERTO NO.2/LISZTSHURA CHERKASSKYS-SAENS: PIANO CONCERTO NO.2/LISZTCDサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番は初出、華やかな演奏で魅了します。ラトルとの共演も聴きどころです。
( 新宿クラシック館 / 吉野 )
WANDA LANDOWSKA / WANDA LANDOWSKA PLAYSWANDA LANDOWSKAWANDA LANDOWSKA PLAYSCDチェンバロ復興の祖ランドフスカの使用しているモダンチェンバロのその独特すぎた音色(まるでエレキギターのような!)や、かのトスカニーニをもって大絶賛と丁重なる共演NGの2冠を戴冠したダイナミックな演奏スタイルは、むしろ逆に回り回って21世紀的な現代性を帯びているようにも思え、強く強くおすすめです。
( 吉祥寺クラシック館 / 宇野澤 )
オムニバス / とくさしけんご(監修) / デスクワークとクラシック~ 新・クラシック セレクション3オムニバス / とくさしけんご(監修)デスクワークとクラシック~ 新・クラシック セレクション3CDととのう~静かな夜、に続いてはデスクワーク!! 仕事用、作業の効率化のために練りに練られており、使用法も25分作業&5分休憩の二回し60分収録のポモドーロスタイル。けど正面切ってどっぷり聴いても聴きごたえあり過ぎなくらい濃厚な選曲である。わたくしイチオシのフランセのコンチェルトも入っている。
( お茶の水クラシック館 / 高木 )
オムニバス / とくさしけんご(監修) / 新・クラシック セレクション 1『ととのうクラシック』 (2LP)オムニバス / とくさしけんご(監修)新・クラシック セレクション 1『ととのうクラシック』 (2LP)LP(レコード)サウナでも売ってるクラシック。しかも中身はマニアックな充実のセレクト。その待望の2LP化!! レコードのみのボーナストラック(っていうかコレがメインじゃん!?)にシベリウス:交響曲第7番を全曲収録!! これがまたアナログ盤に乗せて聴くとほんとにサウナそのもののような体感をもたらすのである。
( お茶の水クラシック館 / 高木 )
グレン・グールド / バッハ: ゴールドベルク変奏曲 (1955年モノラル録音)グレン・グールドバッハ: ゴールドベルク変奏曲 (1955年モノラル録音)LP(レコード)綺麗な2回目録音のレコードは手に入る。だが綺麗な1回目録音のレコードは手に入らない。それがノイズレスで聴けるなんて…
( 新宿クラシック館 / 神田 )
セルジゥ・チェリビダッケ / ブルックナー:交響曲第8番 (UHQCD)セルジゥ・チェリビダッケブルックナー:交響曲第8番 (UHQCD)CDAUDIOR盤で知られていた例のリスボンライブの正規盤でございます。チェリビダッケによる壮大で深遠な音楽による演説と言った方が多少伝わりやすいでしょうか?何より一番の聴き所は、第4楽章冒頭が始まった瞬間。場の空気が一気にグワっと入れ替わり、最大火力の熱量と緊迫感、そして何よりもうすぐ終わってしまうんだという心残りとそれを乗り越えんとする決意の相克が渦巻く、まさしく音楽的Gを体感できる、何より今年を代表する1枚と言っても差し支えないでしょう。
( 吉祥寺クラシック館 / 宇野澤 )
安土真弓&五十畑勉 / ザ・ホルン・デュオ安土真弓&五十畑勉ザ・ホルン・デュオCD珍しい日本人奏者によるホルンデュオCD
( 新宿クラシック館 / 小林 )
小澤征爾 / ドキュメンタリー小澤征爾ドキュメンタリー"OZAWA"小澤征爾BLU-RAY1985年NHKで放送された感動のドキュメンタリー。
( 新宿クラシック館 / 中川 )
土屋栄子 / 個性的作品群 ヴィルトゥオーゾの系譜土屋栄子個性的作品群 ヴィルトゥオーゾの系譜CDあまり演奏機会のない名曲を意欲的に取上げてきた奏者、コロナ禍で奇跡の開催となった昨年のライヴを収録。繊細なパッセージから重厚な和音、精緻なペダリングから圧倒的音響に至るまでピアノによる目眩く一大伽藍。
( 新宿クラシック館 / 吉岡 )
藤田真央 / モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集藤田真央モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集CD演奏者の天真爛漫なところがモーツァルトの作品にあっていて、聴いていて楽しくなる演奏です。
( 新宿クラシック館 / 吉野 )
※許可なく複製・転載することを禁じます。