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日本の戦後世代を代表する作曲家のひとりである藤枝守は、知的でミニマル的な作品で知られるが、意外にも電子音楽には縁が深くはなかった。しかし80年代初頭に、そのミニマル的作風のピアノ曲をベースに電子的変調とテープ操作を加えた、奇妙な響きの小品が作られていた。螺旋状の下降音階による「ラジエーテッド・フォーリング」、バッハの名曲が解体されていく「フーガの技法」。今ではあまり語られないこれら作品は、実はいくつものバージョンがあり、それぞれ異なるエフェクトが施されている。今回はそれらをすべて開陳した。特に5-9トラックの「フーガの技法」では、進むに従って速度は遅くなり、音が崩れていくのが楽しめる。極めて知的なアプローチなのに音はヨジレまくっているという、思いつきでは作れない現代の埋もれたアヴァン名品なのである!
TRACK1_ラジエーテッド・フォーリング:バージョン I_6'43"
TRACK2-3_フーガの技法:倍速バージョン I&II_6'01"
TRACK4_ラジエーテッド・フォーリング:バージョン II_7'35"
TRACK5-9_フーガの技法:バージョン I-V_27'39"
MAMORU FUJIEDA / 藤枝守