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Regerian(レーガリアン)と自ら認めるツェンダーによる渾身のレーガー作品集
★ツェンダーの繊細な音響の彫刻家職人の精神がふんだんに発揮されたプログラム。自身「レーガリアン」と認めるレーガーを愛してやまないツェンダーだけに気合いが違います。
ロマンティック組曲は、レーガーがマイニンゲンの宮廷楽長に任命されてから2作目の作品。「多声的にしか物事を考えられない」と自身も語っていたといいますが、難解な対位法に傾くのではなく、ひとつひとつの声部が美しい色の糸のような線性をもち、細密画のように繊細に紡ぎ上げられた見事なタペストリーが完成しています。名匠ツェンダーがどのようにこのタペストリーを見せてくれるか、いやでも期待が高まるというもの。
ベックリンの絵画に着想をえた「ベックリンによる4つの音詩」は、ベックリンが描いた4つの絵画に着想をえたもの。1曲目「ヴァイオリンを弾く隠者」では、隠者がヴァイオリンを弾くのを天使がそっと聴いている様子を、コンサートマスターによる長いヴァイオリン・ソロが神秘的な世界で表現しています。2曲目の「波の戯れ」では、水にまつわる女神たちが戯れる様が音でもスケルツォ楽章として描かれます。3曲目の「死の島」では、葬送行進曲を思わせる打楽器が印象的。4曲目の「バッカナール」では、自身も暴飲暴食の傾向があったレーガー自身その絵画の世界にすんなり入り込めているようで、嵐のような世界が展開されます。
舞踊組曲も、様々な性格の楽章がならび、激しいリズムなど、アンサンブル的な面でも高度な技術が要求されます。点と線の魔術師作曲家レーガーによる絵画の世界を、ツェンダーがどのように再現するか、聴きものです。 (キングインターナショナル)
【収録内容】
マックス・レーガー:
1. ロマンティック組曲 Op.125
2. ベックリンによる4つの音詩
3. 舞踊組曲 Op.130
【演奏者】
ハンス・ツェンダー(指揮)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団(南西ドイツ放送交響楽団)
【録音】
1)2000年6月20,21日
2)2001年10月30,31日
3)2006年4月4,5日
HANS ZENDER / ハンス・ツェンダー
ドイツの指揮者、作曲家、編曲家 (1936-2019)