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コチラはLP3枚組!! ウクライナの希望の星、ヴァクラ、セカンドアルバムが、 自身のレーベルLELEKAよりリリース!!
近年良質なディープハウスの産地として知られる東ヨーロッパ。ルーマニアやロシアは、PETRE INSPIRESCUやNINA KRAVIZの名と合わせて広く知られているが、ウクライナにおけるVAKULAも、数々のクラブヒットを経て、シーンに無くてはならない存在なのは間違いない。
2013年の1st「You've Never Been To Konotop (Selected Works 2009-2012)」、オランダのDEKMANTELから発表されたVEDOMIR名義「Vedomir」を経た3枚目のアルバムは、1920年に発表されたイギリスの古典SF小説、デイヴィッド・リンゼイ著「アルクトゥールスへの旅」から取られたサウンド・トラック的な作品である(因みに小説の和訳は荒俣宏(!))。幻想文学作品である同著の世界観を近代ハウスとコンテンポラリー・ブラックミュージックの様式で表現した2枚組の大作になっていて、彼らしい大胆な試みである。
混迷を極めるウクライナ情勢において、この作品が微かな希望であると感じられるだろう。
VAKULA / ヴァクラ