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ヨーロピアン・レア・グルーヴ最後のホーリー・グレイル。
鬼才マーク・ムーラン(プラシーボ)が全面参加したジャズ・ギタリスト、フィリップ・カテリーン幻のデビュー・アルバムが45年の歳月を超え復刻。
伝説的なJBカヴァー「GIVE IT UP OR TURN IT A LOOSE」を含む「もうひとつのプラシーボ作品」と呼ぶに値する傑作が、世界初登場となる驚愕の未発表2曲を含む完全版としてここに再誕。 【KTIレーベル 2年ぶりの新作】
■ラリー・コリエル(g)とのコラボレーションやプログレッシヴ・ロックバンド、フォーカスへの参加でも知られる欧州が生んだ世界的ジャズ・ギター奏者フィリップ・カテリーン。
超レア盤としても知られる72年のデビュー・アルバムが世界初復刻です。
ヨーロピアン・レア・グルーヴの最高峰とされるプラシーボのアルバムにも参加した彼ですが、本作にはプラシーボを率いた鬼才マーク・ムーラン(p)が全面参加。楽曲提供から演奏まで共同プロデューサー的な役目を果たしています。参加ドラマー、ベーシストもプラシーボのメンバーであり、いわば「もうひとつのプラシーボ作品」と呼ぶに値する幻の傑作。オリジナル・マスターテープから甦ったサウンドにはフレッシュで圧倒的なグルーヴが満ち満ちています。
■「当時はエレクトリック・マイルスやザッパ、ジョン・マクラフリンに影響を受けていた」とインタビューで語る通り、ファンク~ジャズ・ロック的な色彩の強いオリジナルがアルバムを支配します。冒頭のサイケなファンクM01「Memphis Talk」、ドラムとベースが猛然とドライヴするM12「Let's Put It Like This」など、ムーラン作のナンバーは独特の知的なクールネスと緻密なリズム・コンセプトが発揮された快演。
アルバム・タイトル曲M08やM07「Cloitre Des Célestins」などのカテリーンのオリジナルはポリフォニックな構成美に彩られたグルーヴがプログレ的です。
カヴァーでの聴き所はジェームズ・ブラウンM11「Give It Up Or Turn It A Loose」。プラシーボ・ミーツ・JB的な感動が約束された傑作ジャズ・ファンクです。
■さらにはオリジナル・マスターから発掘された未発表2曲が驚愕の内容。
サンプリング・ソースとして注目されるに違いないブレイクビーツ・ナンバーM14「Enfin Bref」は世紀の発見と言えるでしょう。
●世界初CD化
●完全未発表曲2曲追加収録
●オリジナル盤を忠実に再現した紙ジャケット仕様
●オリジナル・マスターからのデジタル・リマスタリング
●フィリップ・カテリーン本人へのインタビュー収録
Personnel:
Philip Catherine - Guitar, Marc Moulin – Electric Piano
Giggs Whigham - Trombone, Freddy Deronde - Bass, Freddy Rothier - Drums
Produced by Sacha Distel
Originally released in 1972 from Werner Music France
PHILIP CATHERINE / フィリップ・カテリーン