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ブラジルを代表するシンガー・ソングライター、アドリアーナ・カルカニョットによる待望の'23ニューアルバム!
前作『Só』はコロナ禍ということもありリモートでの録音だったが、本作は一転してスタジオでのバンドサウンドを追求したものに。ダヴィ・モラエス(ギター/プロデューサー)を筆頭に、アルベルト・コンチネンチーノ(ベース/ピアノほか)、ドメニコ・ランセロッチ(ドラム/パーカッション)らを迎えて練り上げられた、ブラジル音楽のエッセンスを換骨奪胎したようなサウンドは、名作『O Micróbio Do Samba ('11) 』の続編とでも位置づけられそうだ。
楽曲もボサノヴァ、サンバ・カンサォン、サンバ・ヂ・ホーダ、ファンキ・カリオカからロックまでを網羅。またブラジルを代表する作家オズワルド・ヂ・アンドラーヂやポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイス、さらにはジルベルト・ジルらの詞を引用しつつ、愛やその終わり、喪失、哀悼、自己内省などを描く自身のポートレートのような作風は、"女カエターノ"とも呼ばれたカルカニョットならではと言えるだろう。なお録音は、オルケストラ・フンピレズらの作品も録音/リリースしているリオのホシナンチ・スタジオで行われたとのことだ。
ADRIANA CALCANHOTTO / アドリアーナ・カルカニョット
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