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※LP
---以下、国内盤CD(RPOZ-10097)より
マーク・ジュリアナ待望の最新作は全楽器を自身で演奏、アコースティック・ジャズ/ビート・ミュージック他ここまでの音楽体験の集大成となる決定的なアルバム。
■プログラミングやシンセ等のプロダクションとアコースティックが統合された新境地ともいえる『ザ・サウンド・オブ・リスニング』(2022)、さらにそのスタジオ・セッションの他音源をまとめた『Mischief』(2023)と、自己の音楽世界を拡張し続けるマーク・ジュリアナの最新アルバムがUK.Editionからリリース決定。
■この最新作は、エレクトロニクス&アコースティックの作曲の全領域が初めて統合された『ザ・サウンド・オブ・リスニング』をさらに発展させていった内容で、アコースティック・ジャズ/ビート・ミュージック、そしてブラッド・メルドーやデヴィッド・ボウイとの仕事などあらゆる影響を吸収した彼自身の現時点での全てを映し出すソロ・アルバム。ドラムス/シンバル/パーカッション/ピアノ/ヴィブラフォン/マリンバ/チェレスタ/パンプオルガン/メロトロン/シンセ(Jupiter-8)/スポークン・ワードと全てを自身で担当することによってナラティヴなサウンドを創り出している。
■ドラマー/作曲家であるばかりか近年は思想家の側面も強く、 『ザ・サウンド・オブ・リスニング』と同様シンガー・ソングライターのインスト盤的なトーンとマインドフルネスを感じさせる曲、特に内省的なピアノ曲や崇高さを感じさせるシンセサイザーによるタペストリーは過去作からさらに高みへと至っている。アルバム構成は、冒頭のパーカッシヴでトランシーなチューンから東洋思想の影響が濃い「KAMAKURA」へと繋がり、エレクトロニックとシンクロするドラムス、シンプルながら念入りなタイム感を感じさせるピアノ曲、アフリカンなループ・ドラミング・チューン等が続く。プログラミング&ビート・ミュージック的な曲も重層的でありながらモノトーン的テイストが強く、ジャンルやカテゴリーから解き放たれた新しい領域に立っていることがわかるアルバム。
■Mark Guiliana - drums, cymbals, percussion, piano, vibraphone, marimba, celeste, pump organ, mellotron, jupiter 8, electronics, drum programming, spoken word
MARK GUILIANA / マーク・ジュリアナ
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