4,505円(税込)
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持続するフルクサスBENJAMIN PATTERSON!
FLUXUSの創設メンバーでもあるケルンのアメリカ人BENJAMIN PATTERSONのほぼ50年に及ぶ軌跡を追った2CDアンソロジー限定盤がヒューストンの現代アートミュージアムで行われた回顧展と同調しリリース!
"ACTION AS COMPOSITION"をコンセプトにシンプルから複雑性まで、コラージュ、ハプニングにダダからライヴエレクトロニクスにスクラッチノイズまで、身体と音楽をジェスチャーで繋いだPATTERSON。
61年のJOHN CAGE, PHILIP CORNER, DICK HIGGINS, ALISON KNOWLES, GEORGE MACUINAS, NAM JUNE PAIK, DAVID TUDOR, EMMETT WILLIAMS等々も参加したFLUXUS史上初のオフィシャルイベントの企画者でもあったPATTERSONは珍しく息の長い活動で知られますが、本作も60年代初頭から2010年までの歴史的な8作品をまとめた重要な記録!
幕を開けるどこまでも続く正統持続音60年作の2010年再録"ANT, RE-VISITED"もさることながら、61年フルクサスパフォーマンス実況録音"DUO FOR VOICE AND STRING INSTRUMENT"、70年代のヨーロピアンフリーインプロを予見したかのような断続的音塊を羅列する"VARIATION FOR DOUBLE BASS" 、紙という豊富な素材音を破壊的にただ聞かせる早過ぎた家庭内手工業インダルトリアル"PAPER PIECE"、ノイズという名の人力スクラッチに人力ダブヴォーカルを重ねるビートのないアヴァンギャルドラップ"POND"、、
極めつけはフルクサス挽歌と名付けられ自ら終止符を打つ気だったのかもしれないブッタギリ解体的ポストダンスパンク"A FLUXUS ELEGY"。齢70を超えた06年でも衰えなかったPATTERSONの、LUC FERRARIをシンプルにたたき付けたような脳内で踊れるスクラッチ・ヴォイスのセンスはクラブ文化に飽きて来た若者にこそ聴いてほしい逸品です。
客席の音と演奏を区別せず拍手や咳すら作品として提示する61年のハプニングに実験音楽のその後が詰まっています。
200枚限定のシルクスクリーン盤。
DISC 1
01 - ANT, RE-VISITED (1960-2010)
02 - DUO FOR VOICE AND STRING INSTRUMENT (1961)
03 - VARIATION FOR DOUBLE BASS (1961)
04 - PAPER PIECE (1960)
05 - POND (1962)
DISC 2
01 - A SIMPLE OPERA (1995)
02 - 370 FLIES (2003)
03 - A FLUXUS ELEGY (2006)
BEN PATERSON / ベン・パターソン