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現役ピアニストの最高峰のひとりで、マイルスにも多大なる影響を与えた巨匠アーマッド・ジャマル。そんな彼が1964年から65年にかけて、アーゴ&カデットに残した2枚のレア盤をカップリングした徳用盤です。最初の6曲は「Naked City Theme」(Argo LPS733)から。1962年8月、イスラエル・クロスビーを失ったジャマルが心機一転、久し振りに新生トリオで臨んだ1964年6月、サンフランシスコの「Jazz Workshop」でのライブ。時代を反映してモーダルなアプローチや、ビル・エバンスの演奏でおなじみの(4)、マイルスに捧げた緩急自在の(5)など思わず息を呑むスリリングな名演の連続です。後半の4曲は1965年5月録音の「Extensions」(Cadet LPS758)から。こちらはトリオの元メンバーのバーネル・フーニエが復活。13分を超える表題曲をはじめ、シングル・トーンとブロックコードを大胆に駆使し、スケールの大きい躍動感溢れる演奏が印象的です。全10曲、76分。デジパック仕様。(JAZZYELL109より転載)
Ahmad Jamal(p),Jamil Nasser(b),Chuck Lampkin(ds),Vernell Fourniier(ds) Live at the Jazz Workshop,San Francisco,June 26-28,1964
AHMAD JAMAL / アーマッド・ジャマル