アルド・ロマーノ〜ルイ・スクラビス〜アンリ・テキシェという欧ジャズの重鎮トリオの最新作。報道写真家であり、ジャズを追いつづけてきた写真家、ギル・ケレックのフォトにインスパイアされての3人の即興音楽。アフリカをテーマにしての作品は、これで、"CARNET DE ROUTES","SUITE AFRICANE"に続き3作目。その音楽は、熱く、しかし、なぜか余りにも自然だ。力みなく、湧き出る美しいトリオ・サウンド。フォームや形式に縛られることなく、インスパイアされたままに音が自然に紡ぎだされていく、自由さ。そのケレックの豪華写真集付き。日常の何気ない一こま、から、熱い鼓動、息遣いを感じるもの、また広大な大地に生きる人々の余りにも印象的な様々な視線などは、特に印象的であり、音楽はその写真のごとく、様々な表情を見せてます。
ALDO ROMANO(ds), LOUIS SCLAVIS(reeds), HENRI TEXIER(b)