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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
フアン・ポジョ・ラッフォ : ジャズ、現代音楽、タンゴ、フォルクローレ、プログレを視野に入れた独創的で難解なサウンドを聴かせるアルゼンチン鬼才の新作。「タンゴの要素を強くしたエルメート」と言われる、自在なグルーヴを表出させる高度な音楽性に驚く!!
1959年ブエノス・アイレス生まれの鬼才キーボーディスト/作曲家、フアン・ポジョ・ラッフォ。8歳からピアノを始めるとめきめきと頭角を現し、プログレの世界で活動。その後ジャズの名門大学ボストンのバークレイの門を叩き、ジャズを中心により高度な音楽性を習得。現代音楽、タンゴ、フォルクローレ、プログレなどを視野に入れた独創性溢れる難解な音楽性で、知る人ぞ知るアーティストして南米音楽ファンやプログレ・ファンに認知されてきた。2006年作「Musica de Flores」が、エグベルト・ジスモンチやエルメート・パスコアル、ノラ・サルモリアと同種のサウンドで日本でもインパクトを与え、より広く知られるようになったラッフォ。待望の新作は、そんな前作を踏襲した続編アルバム!となれば、前作で彼に心酔したファンにとっては、嬉しいトピックである。
エルメート・パスコアールを思わせる冒頭曲からノックアウト必至。エキセントリックな管楽器アンサンブルを軸に、自在にリズム・チェンジするテーマ部から各楽器のソロへと移行する。タンゴをベースにした哀愁の旋律を管弦楽団とともに表現した#2、再びエルメート的なアンサンブルをユニゾンで奏でていく#3...。実に素晴らしい。バックは、アルゼンチン・ジャズ界の名手~鬼才が揃っているだけに、それぞれに個性溢れるプレイを聴かせながら、グループとしてしっかりとスウィングをキープ。こんなに奇妙なダンス音楽は、やはりアルゼンチン特有といわざるをえないであろう。全く持ってクセになる。
「タンゴの要素を強くしたエルメート・パスコアール」、といった感じであろうか。一瞬たりとも聞き逃せないグルーヴ、そしてオーケストラを従えて綴られる苛烈ともいえる哀愁表現。国境やジャンルを超えて聴かれるべき数多のアイデアと高度な音楽性が融合したアルゼンチン・プログレッシヴの快作だ。
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JUAN "POLLO" RAFFO / フアン・ポジョ・ラッフォ