Reservoirの看板ピアニストのひとり、エリオ・アルベスの新作が届きました。前作は2003年2月録音の「Portrait In Black And White」(RSRCD 176)ですから、ほぼ5年ぶり。サンパウロ出身で、ユニークな個性を放つ彼の音楽は、まさにブラジリアン・テイストのピアノ・ジャズ。今回はトリオにロメロ・ルバンボのギターを加えたカルテット。どの曲もメロディアスで、躍動感溢れる演奏に、こちらの心が洗われるような思いです。ギターとピアノのデュオもあり、後半はブラジル人作曲家の名曲を並べ、一気に聴かせます。ラストはスタン・ゲッツも取り上げた「The Dolphin」、これは泣かせます。ライナーノーツは盟友ピート・マリンベルニが担当。日常生活のどんな場面にもぴったりフィット、BGMとしても楽しめる、素晴らしい音楽です。(JAZZYELLより転載)
Helio Alves(p),Romero Lubambo(g),Scott Colley(b),Ernesto Simpson(ds) Recorded at Avatar Studios,NYC,June 3,2008
