ソングライターとして、「カインド・オブ・マジック」(A Kind Of Magic)、「RADIO GA GA」(Radio Ga Ga)、「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」(I'm In Love With My Car)、「シアー・ハート・アタック」(Sheer Heart Attack)、「輝ける日々」(These Are the Days of Our Lives)など、クイーンの大ヒット曲や人気曲を数多く手掛けてきた一方、ロック界で最も個性的なヴォーカリストの一人でもあるテイラー。今回のソロ・ツアーでは、クイーンと自身がこれまでに発表してきたソロ作の数々の名曲に加え、ロックダウン期間中にマルチ・インストゥルメンタリストとして彼が制作したニュー・アルバム『アウトサイダー』収録の新曲を含めた、豪華セットを披露することが約束されている。
『アウトサイダー』は、テイラーにとって2013年の『ファン・オン・アース~地上の愉楽』(原題: Fun On Earth)以来となるソロ・アルバムだ。この10年間、彼は折に触れ、「Journey's End」、「Gangsters Are Running This World」など、自らの世界観や観察眼を反映したソロ・シングルも発表してきた。最も近いところでは、昨年のイギリスにおける第一次ロックダウンを受けて作詞作曲/レコーディングした「Isolation」(=孤独感、隔離)がある。