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R&SのLONEが最新シングルをリリース!Pitchforkにて"Best New Track"に選出!曲の最後にはJ.Dillaをサンプリング!

過去最高の作品となったアルバム"Galaxy Garden"以来のローンの新作となるのが"Airglow Fires"だ。 シネマティックで宇宙感を漂わせ、ハードコア/レイヴ・リヴァイヴァルを感じさせるメロディでスタートする"Airglow Fires"では、クラシックなヒップホップを再発見し、更に練り上げられたパーソナルなサウンドを追求していることが伺える。「ヒップホップやハウスは好きだよ。余計な加工が無くフレッシュな質感がある時代のやつならね。俺にとって"Airglow Fires"は90年代のそういうバイブスを持っているんだ。ジャンル間の境目がはっきりしてない時代の感じだね。」 久々のシングルとなる"Airglow Fires"は待った甲斐があったと言って問題ない。この夏、耳の早いDJたちのレコード・ボックスに確実に収まることになるだろう。オープニングを飾る極上のメロディから、重低音が轟く実験的なハウスに合わせて鳴らさせるジャジーなコードまで、このトラックが輝きに満ちた可能性を持っていることは明確だ。 逆面の"Begin To Begin"も"Airglow Fires"と同じ方向性だが、より抽象的なサウンドでありながら強く訴求力を保っているところに魅力がある。陶酔性のあるコードが繰り返され、小川のようにせせらぐシンセが幾重にも折り重なる。そこへ力強いドラム・サウンドが組み合わされ、我を忘れてしまいそうになる。曲中で語られる「am I dreaming? am I awake? / 夢を見ているのか?目覚めているのか?」、この感覚だ。夢を見ているかのようなこのトラックを聞けば、その夢から醒めたいと思う人はいないだろう。