注目集めるマルティニークらフレンチ・カリビアンに残されたロスト・ジェムの中から、またもや驚きの一枚が登場!
- 試聴可能
- 通販番号
- 1008198850
- 発売日
- 2020年11月06日
- EAN
- 0650245426075
- 組数
- 2
商品詳細情報
カリブ海の島国マルティニーク出身、グルーヴィなフォークにシンセが飛び交う未開拓サイケ·フォーク才人による80年代の極レア·アルバム4枚から13作品を2枚組、45rpm、高音質重量盤でリマスター初再発!
コロンブスが「世界で最も美しい場所」と呼んだカリブ海に浮かぶ小島マルティニーク。フランスの海外領地という特殊な政治背景のこの島で産まれたグラティエン·ミドネットは10代で本国パリに移り住み、大学の哲学科を卒業後、心理教育学の学位を取得。その後は木工手芸を子供に教える傍、フランス語版のパトワである故郷のクレオール語で自然や宇宙、故郷の独立に想いを寄せた詩や音楽を制作するようになる。
「自分はいつもルールとは無縁だった」と詩人は言う。「ジャンルや人種を隔てているものなんて何も無いという平和的な考えが自分の中にはずっと在ったんだ」。ミドネットにとって音楽ジャンルを押し広げていくというのは選択肢では無く彼の精神が為す必然的行為だった。独学でギターと作曲を学んだ彼は幼少期に故郷で聞いた”ベレ(bélé)" や”ビギン(beguine)”の(マルティニークの伝統)リズムを下地にパン·アフリカニズムや精霊信仰と言った思考に傾倒、独自の世界観を築いて行く。70年代から80年代は本国フランスを活動拠点にしていたミドネットだが、その歌詞の内容はどれもノスタルジックな故郷マルティニークに対する想いとその独立についてを唄ったものが多かった。1979年のデビュー·アルバム ”Van An Lévè” のタイトル曲は同国の独立運動を促すプロテスト·アンセムとして人気を得るが故、フランス本国では放送禁止に追い込まれた。同アルバムに収められ、本コンピレーションの1曲目を飾るA1、”Mari Rhont Ouve La Pot” はドライヴ感溢れるアコースティックなフォークにコズミックなシンセが突如飛び交う彼のスタイルを象徴する楽曲。1980年、2枚目のアルバム ”L'inité"からのトロピカル·アシッド·フォークB1、"M’en ka Monté Mon"や、ヴァイオリンとフレットレス·ベースが壮大な音景色を作り上げるフュージョンB3、”Kannaval Sakré Pou Tout Z'Heb' Poussé” を聴くとミドネットのユニークで直感的な作曲アプローチが伝わる。自らのスタイルの革新を続けるミドネットは1984年に3枚目 "Bourg La Folie" をリリース。最終的に公開されずに見送られた抽象的映画のサントラとしてリリースしたこの作品からはヒロインの名前をリフレインするポジティヴでソウルフルな楽曲C1、 ”Osana" を収録し、続く4枚目 ”Fô Ou Tchimbé” からのD1、”Antille Ô Cristal” では80年代FMシンセのスタブサウンドにバウンシーなベースがビートを引っ張るグルーヴィなサウンドを作り上げている。
キュレートを務めたのはロンドン中のトロピカル·レイバーが集まるサイケデリック·パーティ Beauty & The Beat の主催者の一人、Cedric Lassonde。兼ねてからフランス領のカリブ海の島々には家族の都合で過去 20年に渡り何度も渡航を重ねて彼等の文化と音楽を吸収して来ていた彼もミドネットの唯一無比な音とキャラクターに驚きを隠せなかった。「カリブ海にあるもう一つのフランス領グアドループやこのマルティニークの同時代のアーティスト達の中には彼のようにフレンチ·カリビアンの伝統音楽と西洋からのジャズやフュージョンを融合させているミュージシャンも何組か居るが、彼はその誰の存在も当時は知らなかったようだし、確かに彼のサウンドは他のアーティストとの誰とも違う。これだけユニークで合計6枚ものアルバムをリリースしたアーティストが現代のコレクター達のレーダーから完全に外れていた事が信じられない。コズミックで神秘的、(フランス語のカリブ海版方言である)クレオール語の表現は抽象的なメッセージに溢れているし、マルティニークに数ある伝統音楽の色んなリズムをストレートに使っているわけでも無く、純粋なアコースティックなフォーク音楽でも無い。グォカ(Gwoka)やズウク(Zouk)でも無いし、その全てを超越しているスタイルを築いているとしか言いようが無い」と語る。
ミドネットは現在南太平洋にあるフランス領の小島、ニュー·カレドニアに居を構え、新しい曲を書きながら詩集を発表し、ココナッツに彫刻を掘り続けている。彼のコズミックなメッセージと自由な音楽表現は現代にまた鳴り響く。
■ 4ページ・ライナーノート
■ キュレーション: セドリック·ラソンデ (Beauty & The Beat)
ソングリスト
Disc 1
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A1. Mari Rhont Ouve La Pot
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A2. Ven En Leve
-
A3. Zandoli Leve Doubout
-
B1. M'en Ka Monte Mon
-
B2. La Point' De Neg'
-
B3. Kannaval Sakre
Disc 2
-
C1. Osana
-
C2. En Ti Sapotiye
-
C3. Kerosin' Jamb' Fin'
-
D1. Antille O Cristal
-
D2. Mache Kochi
-
D3. Roulo
-
D4. La Reine
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