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シカゴ・ハウス誕生の瞬間をリアルタイムで捉えたドキュメンタリーを書籍化!
フランキー、ロン・ハーディー、チップ・E……熱狂の現場にいた若者たちの息遣いを描く群像劇。
バックシンガーのルディ・フォーブス、プロフェッサー・T・C・ローパー、カーティス・マックレイもここにいて、DJインターナショナルのプロモーション担当副社長のルイス・ピッツェレは、相変わらず電話にかじりついている。A&R担当副社長で、まだ20歳のチップ・E(シカゴでは誰もが副社長に出世できるという生きた証拠だ)は、隅っこで静かに座っている。ロン・ハーディーは椅子でくるくると回り、フランキー・ナックルズは忙しくミックスに取り組み中だ。ジョン・ストッダートは写真を撮り、マーシャルはイギリス人ジャーナリストとの初めてのインタビューをビデオ撮影している。そんな喧噪のなか、バックグラウンドのモニターからは「これがハウス・ミュージックだ」というボーカルが流れていた。いまこそあの質問をぶつける絶好の機会だ――私は思い切って切り出した。「ハウス・ミュージックとはなんなのか」。
するとスタジオは突然、大騒ぎになった。――本文より
現代ダンスミュージックのルーツの一つ、ハウス・ミュージック。
その原点であるシカゴハウスは特定の人物の功績によってつくられたのではなく、
80年代のシカゴの街にいた人々がそれぞれの立場から関わることで成長していったカルチャーだった。
あまり語られることがないセカンド・サマー・オブ・ラブ前夜。
ファンク、欧州産ダンス・ミュージック、そして新たなテクノロジー。
そうした要素が交差して生まれたハウスが、海を越え世界にはばたく「その瞬間」を切り取った、五つのエッセイで紡がれるシカゴハウス・ドキュメンタリー。
まだ何者でもないシカゴの若者たちと街が生み出したハウス・カルチャー。
これは、その黎明期を描いた群像劇である。
判型:A6文庫
頁数:184頁
仕様:表紙カバー付き文庫本
発行:私家版(リトル・プレス)
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