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日本音楽界のレジェンド『YMO』本格評伝登場!!
●本書の内容
ファン必携。YMO1978-2043。「2043」の秘密は本書の中に。本書はYMOが結成された1978年から“散開”した1983年直後までを第1部、再生を果たした1992年から2020年までを第2部としている。第1部では、当時の国内外の資料をあらためて精査した上で、多くの関係の方々を取材して得た証言から構成している。1970年代末から1980年代初頭にYMOという稀有な存在がどう誕生し、なぜ成立したのかが浮き彫りになるように努めた。ぼくはその当時は地方都市に暮らす10代で、遠い外部から憧憬の眼差しで見つめたかつてのYMOの姿をいまあらためて凝視しているとも言える。第2部の1990年代から現在までは、幸いにも取材者としてYMOとそのメンバーたちに接することが多く、そのときに得た本人たちの証言や感慨を原稿に多く組み入れた。内部ではないが、そこに近い視点からYMOの新しい歴史を追ったつもりだ。(「はじめに」より)
判型:A5判(320ページ)
目次
■はじめに
■第1部 1978‐1983
第1章 その誕生の背景にあったもの、変転していく運命・・・第13章 「ビハインド・ザ・マスク」の軌跡/
■第2部 1992‐2020
第1章 『テクノドン』の目覚め・・・第15章(終章) 2020年、パンデミックの社会で
■YMO作品リスト
■引用発言出典一覧
■YMO年譜
■おわりに
吉村栄一
1966年福井市生まれ。1980年代終りに月刊誌『広告批評』(マドラ出版)編集者に。同誌発行人・編集長の故天野祐吉氏、故島森路子氏に薫陶を受ける。1990年代初めにフリーランスの編集者、ライターとなり、主に音楽、スポーツ、カルチャー方面での仕事を手がける。主な編著書に『YMOピリオド』(94年徳間書店)、『風雲巨人軍』(94年・日本テレビ出版)、『これ、なんですか? スネークマンショー』(02年・新潮社)『鈴木貴之編集 大泉洋』(05年・新潮社)、『芸術脳 茂木健一郎』(07年・新潮社)『坂本龍一 いまだから読みたい本』(11年・小学館)、『戦場のメリークリスマス 30年目の真実』(14年・東京ニュース通信社)など多数。デヴィッド・ボウイに関しては1990年代初頭から『レコード・コレクターズ』誌など多く の媒体に執筆。2008年の『リアリティ・ツアー』から2016年の最後の作品『ブラック・スター』までソニーからリリースされたオリジナル・アルバムのライナーノート執筆を担当。ボウイ逝去直後の追悼文は時事通信社によって全国各地の多くの新聞に掲載された。