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レーベル
JAZZLAND
国(Country)
フォーマット
CD
規格番号
通販番号
JZ070210-22
発売日
2007年02月10日
EAN
0602498595312
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商品詳細情報

遂に入荷したアトミックのベース、ホーケル・フラーテンのバンド初リーダー作は斜に構えて聴くことを許してはくれない。タイトルに偽り無い編成はしかしギター、ヴァイオリン(及びマンドリン)、リード奏者、ベースにドラムというもの。興味深く、また、想像し得ない。本作に参加している4名はリーダーより少し下の世代で、大きく注目されているメンメンであります。中でもRUNE GRAMMOFONからの作品も高く評価されるギターのANDERS HANAは往々にして素晴らしい、ていうか好き。彼の手による⑤の冒頭のベース・イントロ+彼のリフ・カッティングはブっ飛ヴィ。HOTCLUB仕込みのヴァイオリン、OLA KVERNBERGは同JAZZLANDからそれまでのスイング路線とはうって変わった異色作をリリースした俊英。アンサンブルに溶け込みつつ時折見せる鉄のような旋律は激しい。様々にリードを操るKLAUS HOLMはJAZZAWAYから作品があるROUNDTRIPのフロントであり、破掟する一歩手前の音をストレートに吹く超能力に長けている。ドラムのFREDERIK RUNDQVISTはスェーデンで活躍する実力派。MOSEROBIE周辺に多く参加作あり。八面六臂、強靭な演奏で全ての核を担うホーケル・フラーテンはいつものように、のっぴきならない感じがちょっとする。控えめに言っても相当デンジャーだ。緻密な構成美を感じさせるオリジナル曲の素晴らしさはもちろんだが、チャーリー・ヘイデン「PLAYING」の美しい演奏、ラストはファンキーなマーヴィン・ゲイ。即興の質と、イデーとをロールさせる強靭な混沌と常に突き詰められた仕種で繰り広げられる衝突による結晶は一つの試金石となり得たのかも知れない。

お茶の水ジャズ館 佐藤