英国ポップ職人の系譜に連なる才人、マーティン・ニューウェル。はっきり言って駄作無しの人ですが、この1995年のセカンド・ソロは全ポップス好きに心からオススメしたい大傑作です。盟友であるXTCのアンディ・パートリッジがプロデュースを務めた前作『THE GREATEST LIVING ENGLISHMAN』に続き、本作は同じく英国ポップ職人のルイ・フィリップがプロデュース。メロの良さ&プロダクションの手作り感も相まって、美メロ好き感涙の内容となっています。
自身のライフタイム・プロジェクトでもあるクリーナーズ・フロム・ヴィーナスでも取り上げた"Arcadian Boys"が美しい弦楽四重奏ヴァージョンとなって生まれかわり、スミスの決して有名曲ではない"Some Girls Are Bigger Than Others"に目を付けて小気味よいアコースティック曲に仕上げるなど、胸キュンなメロディを堪能したい諸氏はマストな1枚。