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Keith Sweatが、Jay-Zが、Jermaine Dupriが、NWAが、愛し、カバーし、サンプリングした「Watching You」、「Just A Touch of Love」、「Snap Shot」、「Wait for Me」etc...名曲の数々を残したスーパー・グループSLAVE。そのSLAVEの黄金期78年~81年にメイン・ヴォーカリスト&ドラマーだったSTEVE ARRINGTONが実に22年振りのソロ・アルバムを発表。
プログラミングをメインにした、スクエアながら粘り気のあるリズム・アレンジ。ゴリゴリとしたトラックで押し通す老い知らずのファンクネスに多少時代とのギャップを感じてしまうのはいたしかたないとして、殿下が元祖だとすれば、こちらは本家ナヨ系とでも形容したくなる、ぬらぬらと黒光りする独特のヴォーカル・スタイルは健在、スロウ~バラードにおける感情表現過多気味の入れ込み、思い込みも、ブラック・ミュージック特有のエグさがお好きな方にはそりゃもう堪らない世界観。
どうもこの音も、声も苦手、という王道ソウル・ファンも多いと聞きますし、昨今流行のメランコリック&センチメンタルなコンテンポラリーR&Bとは相容れない部分が多すぎ、かと言ってそれが詰まらないかというと大間違い、臭みのある食べ物ほど病み付きになるあの感じ、みんなに愛されなくても構わないもんね俺、でも聴いてほしいんだもんね、という潔いんだか悪いんだか解らないところも魅力、男の隠れ家ならぬ、男の隠れ愛聴盤としてこっそり推薦したい一枚です。
【黒汁通信ISSUE 051 2010年7月号掲載商品】
SLAVE黄金期78~81年中心人物22年振りのソロ。ゴリゴリとしたトラックで押し通す老い知らずのファンクネス、殿下が元祖だとすれば、こちらは本家ナヨ系、ぬらぬらと黒光りする独特のVO.は健在、スロウ~バラードにおける感情表現過多な入れ込み、思い込みも、ブラック・ミュージック特有のエグさがお好きな方にはそりゃもう堪らない世界観。音も、声も苦手、という方も多いと聞きますが、臭みのある食べ物ほど病み付きになるあの感じ、みんなに愛されなくても構わないもんね俺、でも聴いてほしいんだもんね、という潔いんだか悪いんだか解らないところも魅力、男の隠れ家ならぬ、男の隠れ愛聴盤としてこっそり推薦したい一枚。
(ソウル/ブルースWEB 川井仁志)
STEVE ARRINGTON / スティーヴ・アーリントン