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ジャズ・トリオ”inga”の元リーダーでもあったLAの若き音楽家、SAM GENDEL。まどろみのギターと歌による1stアルバム『4444』をリリース!
サックスとギターをつかうロサンゼルスの音楽家、Sam Gendel。もともとはジャズのトリオIngaのリーダーとして知られ、アウトサイダーやサイケデリック、メディテイティヴと評される自由でユニークな音から着実な支持を集めていった。その一方で4ADからリリースしていた時期のInc. No Worldの諸作に参加し、また、ブラジル音楽の未来Fabiano do Nascimentoとも競演や録音を残していた。短命だったが濃密なIngaを記録したアルバム『en』(インディR&Bデュオ、Inc. No WorldのDaniel Agedも参加 )から2年がたち、ソロになったSamが初のアルバムを発表する。
探るように、急流のようにみるみると突き進むサックスが印象的なIngaの演奏を経て、ここで聴けるのはギターとボーカルを軸にヒップホップやブラジル音楽の要素も燻された、もう何歩も深みあるもの。ギターとパーカッションが光のなかへ溶けていくようなトラック1、それらが心地よく跳ね回るトラック3、まどろみを誘うあたたかなコーラスのトラック5、その繊細な空気でラップするトラック8、虫の鳴き声とサックスが静かに佇むトラック10…しっとりとした流れの中にいくつもの素養が詰まっている。それも心を奪われるデビュー作にしてかなり大きな基準点をつくってしまったと言っていいだろう。どこをとっても 録音はIngaのメンバーであるAdam RatnerとKevin Yokotaが参加しているほか、11曲目ではFabianoも参加している。
本国盤はTerrible Recordsよりリリース。Inga時代にもプロデュースを受けていたChris Taylor (Grizzly Bear) らが主宰しており、SolangeやKindness、Blood Orangeといった広く知られているアーティストたちから、現代によみがえるポストパンクの雄Horrid Redや混沌のジャズとドローンDiamond Terrifier、最高のポップアルバムを発表したばかりのオーストラリアの星Kirin J Callinanら名を連ねたUS最高峰のレーベルである。この並びに入っていることからもSamの稀有さが表れている。
SAM GENDEL / サム・ゲンデル