3,080円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
ディスコ・サウンドにアナログ・シンセが生み出すダンス・ミュージックのヴァイブス、そしてその間を揺蕩うヴォーカルのメロディー。多幸感溢れるエレクトロ・ミュージックが聴くものに至福のひと時をもたらす、ニューヨークのエレクトロ/シンセポップ・デュオHOLY GHOST!がアルバム『WORK』をNYCの老舗ディスコ・レーベルWEST END RECORDSからリリース!
ニューヨークのエレクトロ/シンセポップ・デュオ、HOLY GHOST!(ホーリー・ゴースト!)。Nick MillhiserとAlex Frankelの二人によって結成された彼らは、2007年にデビュー・シングル「Hold On」をリリース。元々幼馴染みだった彼らは、HIPHOPグループ、Automatoのメンバーだったこともあり、その縁でJames MurphyのDFAと契約を果たす。MobyやMGMTなどのリミックスを手掛けたり、LCDサウンドシステムとツアーを行ったりしている彼らは、2011年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表。続く2013年にはセカンド・アルバム『Dynamics』をリリースしている。
そんな彼らが、NYCの老舗ディスコ・レーベル、WEST END RECORDSと契約。通算3作目となる最新作『WORK』をリリース。ちなみに、デュオにとって約6年振りのニュー・アルバムとなる本作は、WEST END RECORDSにとって実に30年振りとなる新作オリジナル音源のリリースだったそう。アルバムからの先行シングルとしてリリースされた「Anxious」は、WEST END RECORDSからの第1弾作品として相応しい、往年のディスコ・サウンドへのオマージュとも呼べそうな1曲である。
アルバム『WORK』を制作するインスピレーションの中には、デヴィッド・ボウイの『LOW』などの作品で用いられたというミニマルなセッティングに影響された部分もあったそうで、彼らは今作をYamaha CS80とミニ・ムーグの2台のシンセのみで作り上げた。「必ずしも、必要最低限のものだけを揃えたって訳ではなくて、限定的でありながらも一番興味深そうな組み合わせにしたんだ」2台のシンセでアルバムを作り始めた経緯についてNickはそう語る。「デヴィッド・ボウイは、『LOW』を作るために地球上のシンセを全部かき集めたわけじゃない。彼は2台しか使わなかった。しかもその内の1台が俺のお気に入りのシンセだったのさ」アルバムには二人の他、SinkaneはDFA時代のレーベル・メートでもあったJuan Maclean、そしてLCDサウンドシステムとの仕事で知られるNancy Whangや、ボン・イヴェールやポール・サイモン、デヴィッド・ボウイなどとの仕事で知られるギタリスト/プロデューサー、Rob MooseやAlex Eptonも参加している。7分にも亘るポップで心地よい「Escape From Los Angeles」を始めとして、アルバム全体、80年代のイタロディスコや、ラリー・レヴァンがDJとして活躍していたパラダイス・ガラージでプレイされていたダンス・ミュージックへのオマージュを感じさせる、エレクトロ/シンセ・サウンドが溢れている。
またアルバム・アートワークに使用されているのは、ハンガリー出身、今はアメリカで活躍するコンセプチュアル・アーティスト、Agnes Denesの作品「Wheatfield - A Confrontation: Battery Park Landfill, Downtown Manhattan」からの1枚。Alex曰く、彼は長年このイメージに憑りつかれていたという。「純粋にヴィジュアル的なことをいうと、比較できないほどシュールで美しい作品だと思う。そしてコンセプチュアルな面でいうと、この畑が作られた都市にニューヨーク・シティで生まれたアーティストとして、俺たちはこの作品で描かれている"過程の価値”に惹かれたんだ。何かを作ること、つまり畑に種を撒き、"作業”をする。時の経過とともに、その意味はその畑を取り囲む街や世界と同じように変化していく。俺たちのサード・アルバムにこのイメージを使用することを許諾してくれたAgnesには心から感謝している。そしてそのアルバムをWEST END RECORDSからリリースできることをこれ以上ないぐらい、誇らしく思うんだ」
ディスコ・サウンドにアナログ・シンセが生み出すダンス・ミュージックのヴァイブス、そしてその間を揺蕩うヴォーカルのメロディー。多幸感溢れるエレクトロ・ミュージックが聴くものに至福のひと時をもたらす『WORK』。HOLY GHOST!の祝福がここにある。
HOLY GHOST