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作家カミュが愛した村、南西フランス・ミディ・ピレネー地方のコルド・シュル・シエルに本拠を置く、ラ・タルヴェーロの新スタジオ録音アルバム。
アルバム・タイトル『ソパック&パタック』は、波乱と戦いという意味の連語。21世紀的な民衆ライフをポジティヴに応援し、闘いの火を絶やすなとアジっている。ラ・タルヴェーロの一貫した音楽スタイルは、エレクトロニクスを導入しようが、終始田園的で田舎的。山羊の声やひづめやカウベルの音とシンクロするディエベルトン(ディアトニック・アコ)、コルヌミューズ、フィフル、クラリネット、グンブリなどの民族楽器が作り出すハーモニーをバックに、野生の小鳥のようなセリーヌ・リカールの民謡ヴォーカルがリードする、フォークダンスへの誘いの音楽。しかも都会のフランス人には聞いたこともない中世言語(オック語)で歌われており,その異郷への移動感は特筆。優しくも過激なルーラル・ミュージックと言える。
新アルバムも奇を衒ったところが一切なく,南仏と世界の田舎楽器(カヴァキーニョ,デルブッカ,ザーブ,ベリンバウ...etc)が右左に配置されて、分離良く聞こえてくる田舎ステレオ音楽が耳に心地よく、体が自然にダンスモードという曲ばかり。ブラジル・ノルデスチの才人シルヴェリオ・ペッソア、90 年代フランスのロック・ギタリスト・マルク・ミネリ、ニュー・フレンチ・タッチのアーチスト、ディレンムことゴーヴァン・ファルジョーなどがゲスト参加。そしてセリーヌ・リカールのリード・ヴォーカルをフォローする2人目の女声ヴォーカリスト、エディット・ブイーグが初登場。リーダー/作詞作曲のダニエル・ロッドーはいつもながらの歯に衣着せぬ辛辣な世相批判(サルコジ,環境問題,貧富格差の拡大,男女格差...)の歌詞を展開している。
また、明暗ある青地に、束になった複数の白線があちらからこちらからと乱れ入るジャケットは、葛飾北斎にインスパイアされたとのことである。
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LA TALVERA / ラ・タルヴェーラ