フィラデルフィアを拠点に活動するエクスペリメンタルシューゲイザーバンド"THEY ARE GUTTING A BODY OF WATER"通称"TAGABOW"の3RDアルバム『LUCKY STYLES』!

サンプリングされたJAY-Zの「BROOKLYN'S FINEST」、子供たちのコーラス、エレクトロニックビート、ヘリウムを吸ったかのようなキーボード、トラップビートを始めとした様々な実験的要素で肉付けされた独自のシューゲイズサウンドはノイジーさと奇妙さが共存する真にモダンなサウンドを作り出しており、このアルバムから聞こえる轟音は90年代と"MY BLOODY VALENTINE"の焼き回しでは断じてありません。

クラシックなシューゲイズサウンドとエレクトロオーガニックな質感のサイケデリアが絶妙にお互いを引き立て合いながらブレンドされた『LUCKY STYLES』は、シューゲイザーの未来を覗き見るかのようなアルバム。クラシックサウンドに対する斬新なアプローチは、その激しさで聴く者を震撼させ、その美しさで聴く者を唖然とさせる事でしょう。"TAGABOW"のサウンドパレットに塗りたくられ、入り混じり合い1つになった多種多様な音は必ず皆様に最強な23分間を体感させてくれるはず。

フィラデルフィアを拠点に活動するエクスペリメンタルシューゲイザーバンド"THEY ARE GUTTING A BODY OF WATER"通称"TAGABOW"の2NDアルバム『DESTINY XL』!

ウィリアムギブソンの著書『ニューロマンサー』から得たサイバーパンクやSFチックなバイブスをアルバム全体に纏わせた本作は、電脳空間から聞こえてくるような歪みと気怠さにまみれたノイズがよく分からないトび方をしてしまうドラッグのような危険性を孕んだエクスペリメンタルシューゲイズを展開しています。シューゲイザー、スロウコア、ダブステップ、ヒップホップを始めとした様々なジャンルが行き交うスクランブル交差点の中心に存在するかのようなサウンドはスタイルもトーンも多様で一見相容れない雰囲気を醸し出すも、無機質でサイバーサイケデリアなグルーヴが全てを1つにまとめ上げており、神業とはこのような事柄を指すのだと大いに実感させてくれるでしょう。

PS1やNINTENDO64のソフト想起させるアルバムジャケットが目を引く『DESTINY XL』は、統一性を持たないプレイリストのような感覚を持たれるかもしれないクセの強いアルバムですが、一度ハマれば生涯のフェイバリットチョイスになる事間違い無しなシューゲイザーアルバムです。